犬へのマイクロチップ装着の値段・費用はいくら?どこで装着してくれるの?発がん性の危険や問題、デメリットはないの?

犬へのマイクロチップ装着の値段・費用はいくら?

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今年2022年6月1日、ペットへのマイクロチップの装着が義務付けられました。マイクロチップの装着は、動物病院にて6,000円~10,000円程度(2022年7月現在)の費用で取り付けてくれます。このマイクロチップが義務付けられたのは、無責任な飼育、迷子や盗難が増えたことが背景にあります。今後ペットショップでワンちゃんを迎え入れる場合、すでにそのワンちゃんの体内にはマイクロチップが入っている状態になります。

 

マイクロチップが装着されていないワンちゃんはどうすればいいのか?といいますと、現段階(2022年7月現在)では、『問題がなければ付けてください』と飼い主さんにお任せする形になっています。飼い主さんとしては、マイクロチップの義務化に伴い、今後の動向が気になるところですね。

 

犬へのマイクロチップ装着の値段・費用

費用は全部で6,000円~10,000円程度かかるものと思っていてください。

内訳としては、

  • マイクロチップの値段
  • 注射器での取り付け費用
  • データ登録料

この3つが主です。ですが、稀に注射が痛くて暴れちゃうワンちゃんもいるかも知れません。その場合は、別途で麻酔の料金もかかります。もし去勢手術などを控えていて麻酔をするタイミングがあれば、そのときに一緒にマイクロチップの装着を検討するのもひとつの手です。

 

おいおい、、、去勢されたうえにチップ埋め込まれるのかよ!
リキ王・・・この前、迷子になって泣いてたじゃん!チップがあればすぐに見つけられたよ。

 

【マイクロチップはどこに埋め込む?】マイクロチップは、幅1.2mm、長さ8mm程のカプセルみたいなもの・・・小指の爪と同じくらいの大きさです。それを肩と首の付け根あたり、うしろ側に注射器のようなもので打ちます。体内といっても皮膚の少し下の皮下組織という部分。それほどの痛みを伴わないので麻酔は使用しません。

 

マイクロチップのデータ登録について

マイクロチップの装着を終えると、データ管理をしている『AIPO』というところにデータ登録をします。(データ登録料が1,050円かかります)装着の際、動物病院で獣医師さんにデータ登録用紙を渡されるので、飼い主さんとワンちゃんの名前や住所などを記入して登録します。

 

登録が完了したら『データ登録完了通知のハガキ』が自宅に届くので必ず保管しておきましょう。また、地域によっては助成金がありますので、検討中の方は自治体などに問い合わせてみましょう。

 

マイクロチップ装着はペットショップではやっていないの?

マイクロチップの装着は医療行為にあたるので、マイクロチップ装着は動物病院で行います。ペットショップなどではマイクロチップの装着はできないこととなっています。ペットショップのワンちゃん達にマイクロチップが入っているのは、事前に獣医師さんが装着しているんですね。

 

マイクロチップは何歳から装着できる?義務化=強制なの?

マイクロチップは、生後2週間経てば装着できます。

 

リキ王は3歳だから・・・えっと、マイクロチップ装着は絶対にしないといけないのかな?

 

マイクロチップの装着が義務付けられているのは、ブリーダーやペットショップなどの販売業者さんから迎え入れた場合です。それ以外の場合は、『装着するように努めてください』という努力義務でとどまっていて、罰則等も設けられていません。(2022年6月現在)

 

マイクロチップを読み取る装置は動物病院や保健所にあります。迷子のワンちゃんなど見つけたときにマイクロチップを読み取ることで飼い主さんの元へしっかり戻すことができますので、そのようなワンちゃんを見かけたときは、保健所などへ連絡してあげてください。

 

犬へのマイクロチップ、発がん性の危険性、問題やデメリットはない?

マイクロチップがあることで、

  • 飼育放棄の対策になる
  • 災害時の迷子対策になる
  • 盗難防止対策になる

といったメリットが生まれることはもちろん、飼い主さんがワンちゃんを迎え入れるときの責任や意識の向上にも繋がります。一方、装着によるデメリットはどうでしょう?飼い主さんの多くが、次のようなことを心配されているようです。

 

発がん性の危険性

ワンちゃんにとって異物を体内に入れることになるので、理論的には影響があるかも知れません。ただ、今の段階ではマイクロチップで癌などになったという発症例がないので・・・無害ではないけれど???という状況です。義務化以前に飼われている飼い主さんにとっては、愛犬へのマイクロチップ装着をためらう大きな理由になりますよね。

 

レントゲンの問題

骨の状態をみたいときにレントゲンを撮るのですが、マイクロチップの周りはうまくレントゲンが写らないことがあるようです。獣医師さんが写し方を工夫すれば解消する問題ではありますが、レントゲンが写らないということは、病院側にとっては問題です。それと、何度もレントゲンの撮り直しをするということにも抵抗がありますよね。

 

データ更新が必要

飼い主さんの環境が変わった場合、データを更新しなければいけません。

例えば、

  • 家を引っ越した場合
  • ワンちゃんを譲ったり、貰い受けた場合
  • 苗字などに変更が生じた場合

など、いろいろありますよね。

 

その都度データの書き換えをする必要があるのが面倒ですよね。なお、AIPO(データ更新)の連絡窓口は日本獣医師会になります。

 

データ更新時には『データ登録完了通知のハガキ』が必要ですので、手元に用意しておきましょう。ちなみにインターネットで更新をすれば金額はかかりません。

 

その他にも、マイクロチップの装着でアレルギー反応が出ないだろうか?といった心配事もありますが、今のところそのような症例はないようです・・・まぁ、マイクロチップを体内に装着しているワンちゃんの数がまだまだ少ないので、データがないだけかも知れませんが・・・。

 

まとめ

マイクロチップがどういうものか知るまでは恐怖だと思います。正直私もそうでした。実際のところ危険性が少ないとのことですが、義務化が始まって間もないですので、様子見という飼い主さんは多いのではないでしょうか?とはいえ、迷子のことなど考えると、そろそろ考え出した方が良いかも知れませんね。