犬の散歩は水たまりに注意!レプトスピラ症(ワイル病)にかかる危険性

犬の散歩は水たまりに注意!レプトスピラ症(ワイル病)にかかる危険性

犬の散歩には様々な危険が伴います。生えている雑草を食べてしまったり、誰かが捨てたゴミを食べようとしたり、蚊やノミ、ダニ対策など、気を付けなければいけないことがたくさんありますよね。その中でも案外知られていないのが、水たまりなどで感染するレプトスピラ症です。今回は命にも関わるウイルス、レプトスピラ菌についてお伝えしようと思います。

目次

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レプトスピラ症とは?

レプトスピラ症は病原性のある細菌で、感染が確認された場合には『保健所に届け出が必要』というくらい深刻な細菌感染症です。病原性とは、病原体(真正細菌やウイルスなど)が、他の感染した生き物を宿主にして、感染症の症状を引き起こす性質や能力のことを指します。犬のレプトスピラ症の初期症状は、 食欲減退・嘔吐・発熱・倦怠感・ 脱水症状・横断や出血(内出血)などで、放置していたら腎不全や肝不全になり、 治療が遅れた場合、死に至る細菌感染症です。

 

潜伏期間は3日〜14日、7月頃から11月頃に発生することが多く、一番多いのは9月というデータが出ています。特に大阪周辺や九州方面、沖縄方面での感染が多いですが、どこの県でも感染している犬が発見されているので、「うちの県は大丈夫」と安心はできません。2014年には沖縄で『淡水曝露』により、239件の大規模感染が起こりました。また、農林水産省のデータでは平成30年は22件、令和元年には26件にのぼり、全体的には少ない数字ですが、人間にも感染するリスクを考えると、「これくらいなら大丈夫!」とは言い切れない数だと思います。何らかの感染予防をしなければ、確実に広がっていってしまいます!

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レプトスピラ症は水たまりなどに潜んでいるので注意!

レプトスピラ菌は、池や川などの淡水、水たまり、水路、どぶ、湿った土や泥に混じっている例が非常に多いので、ワンちゃんの散歩中は特に水たまりなどに近づかないようにしましょう。犬だけに限らず家畜や人にも感染する細菌なので、特に野生動物が多く生息している地域では注意が必要です。「直接その細菌が粘膜に触れたり、呑み込んだりしなければ大丈夫では?」と思うかも知れませんが、この細菌の厄介なところは皮膚のほんの小さな傷からも入り込んで感染させてしまうというところです。

 

「水たまりはどこにでもあるんだし、防ぎようがない」とか「うちは田舎だから感染リスクが高いのでは?」と不安に思いますよね。次は予防法やワクチン接種、治療法についてお伝えしようと思います。

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レプトスピラ菌のワクチンの効果は?その他の予防法と治療法

レプトスピラ菌の予防ワクチンは動物病院で接種することが可能です。レプトスピラ菌単体ワクチンがありますが、混合ワクチン8種以上のものであれば、レプトスピラ菌のワクチンが込みになっています。8種以下の混合ワクチンを受けている犬でもレプトスピラ菌単体のワクチンを2回に分けて接種すれば大丈夫です。ですが、レプトスピラ菌の種類はいくつもあり、全てに対応しているわけではないので、他の種類のレプトスピラ菌に感染してしまう可能性もゼロではありません。

 

では、ワクチン以外でどうやって感染を防ぐべきなのか・・・その他の予防方法としては、『不用意に水のあるところで遊ばせないこと』、『湿った土のあるところでは遊ばせないこと』が一番の予防になります。雨の日や、雨上がりの日なども避け、道路が乾いている時にお散歩するといいと思います。

 

治療方法は抗生物質での治療になり、症状が落ち着いてきたら飲み薬に切り替えることができますが、ある程度回復するまでは入院か通院が必要です。

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愛犬には水たまりの水を飲まさないこと!

ワンちゃんは散歩中に突然水たまりなどの水を飲むことがありますので、そんな時は強くリードを引っ張って阻止してあげましょう。飼い犬であるワンちゃんには野犬のような免疫力がないためです。レプトスピラ菌だけでなく、他の犬の大腸菌や寄生虫などを水と一緒に体内に取り込んでしまうと大変です。

 

それだけではありません、タバコの吸い殻、粉じん、機械油などの自然界にないものが混じっている危険性もあります。そのような自然界にないものを取り込んでしまうと、命にかかわることになりますので、絶対に水たまりなどの水を飲ませないようにしてあげてください。

レプトスピラ菌が人間に感染したらどうなる?

レプトスピラ菌は人間にも感染します。感染源はもちろん犬からに限ったことではありませんが、犬が感染してしまうと、その糞尿を片づけるのにペットシーツを取り替えたりしますよね。愛犬が感染した場合、そのような経路で人間に感染する確率が高くなります。

ですから、犬の尿の始末をする時は触る時は手袋をはめたり、触った後は手をしっかり洗うなどが予防に繋がります。症状としては、犬に出る症状と殆ど同じです。最悪の場合は犬と同様、人間も死に至る場合があります。症状が重い場合は抗生剤の点滴をしますが、症状が緩和されたり、軽い場合には薬を飲むと治ります。

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