犬を外で飼う場合は蚊対策をしっかりしてあげよう

犬を外で飼う場合は蚊対策をしっかりしてあげよう

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蚊は夏だけでなく、春も秋も活発に活動し、血を吸うということをご存じでしたか?となれば、外でワンちゃんを飼っているのであれば、夏だけ注意しておけばいいというワケではなくなりますよね。彼ら『蚊』が活動しやすい気温は25~30度。ですから、その気温内であれば春でも秋でも注意する必要があるのです。

 

そして、蚊となれば気を付けないといけないのが『フィラリア』です。今回は、愛犬がフィラリアに感染しないための対策についてお伝えします。

 

蚊対策をしてあげないといけない理由

蚊対策=フィラリア対策ですね。フィラリアは、放置しておくと死に至る恐ろしい病気。蚊を媒介して(蚊が愛犬を刺すことによって)、ワンちゃんの肺や心臓に寄生する虫がその原因です。

 

このフィラリアに感染してしまうと、

  • 食欲、元気がなくなる
  • 咳をして呼吸が苦しそうになる
  • 痩せる

などの症状が見られます。

 

しかし、このフィラリアが怖いのは、感染初期段階では『その症状がほとんど分からない』ということなんです。症状がほとんど分からないということは、愛犬がフィラリアに感染しているのかどうか?に気付かないということ。例に挙げた、食欲がなくなるなどの症状が出てきた頃には、『すでにフィラリア感染がかなり進んでいる状況になってしまっている』ということになります。

 

血管内に入り込んだフィラリアは、自然に排泄される事はありません。ですから、そのような状況にならないように、蚊対策をしてあげないといけないのです。

 

予防注射や薬によるフィラリア対策を忘れずに

まず、蚊に刺されることを前提に、動物病院でフィラリアの予防注射や薬を処方してもらうことが先決ですね。注射は1年に1回、薬は1~3ヶ月毎のペースが主流です。予防注射などのおかげで、フィラリアで亡くなるワンちゃんの数はが大きく減りました。予防でほぼ100%助かるのです。一方、対策をしないでフィラリアになってしまった場合は治療・・・となるのですが、血管内にいるフィラリアを取り除く手術になるから大変です。

 

治療には全身麻酔が必要。体力のないワンちゃんは治療ができないこともあります。その場合は手術を諦めなければなりません。手術ができなかった場合、残るは対処療法しかありません。ワンちゃんの咳などの症状を抑える薬で生活しなければならないのです。手術が成功してフィラリアを取り除けた場合、それでも心臓や肺にダメージが残っているので、しばらくは通院生活になります。それだけフィラリアは危険だと認識しましょう。ちなみに、蚊の対策を何らしなかった場合の感染率は、1年間で50%、2年間で80%とかなり高い確率になっています。

 

人間用のベープなど使ってもいいの?

犬を外で飼う場合蚊取り線香

小さいとはいえ蚊を退治する薬品が散布されるワケですから、私達人間が大丈夫でも『ワンちゃんにとっては危険なのでは?』と気になるのも仕方がありません。ですが、薬品の量は健康を害する量ではありませんので、ワンちゃんの蚊対策として、人間用のベープなどを使っても大丈夫です。ただし、完全に無害ではありませんので、密閉された犬小屋に設置するのではなく、できるだけ遠く離れた場所に設置してあげるなどの工夫をしてあげましょう。

 

しかし何故、ベープや蚊取り線香などの薬品は蚊にだけ効いて、私達人間はじめ犬は大丈夫なのでしょうか?それは『ピレスロイド』という成分に秘密があります。人や犬、猫などの哺乳類は、このピレスロイドをすぐに分解できる酵素を持っているためです。逆に蚊などは一切分解ができないのです。

 

ただし、ワンちゃんは鼻がきくので、においを嫌がるかもしれませんね。その場合は使用をやめて、後の方でご紹介する方法を試してみてください。ピレスロイドは、空気や光によってすぐに消えてしまいます。ですから、ベープなど焚いているときは効果がありますが、焚き終わればすぐに効果が消えてしまいます。

 

蚊連草(かれんそう)などのハーブが良いって本当?

犬を外で飼う場合蚊連草

愛犬にとって、ベープや蚊取り線香の成分が完全に無害ではないということで、心配な飼い主さんも多いことでしょう。そこで、蚊連草をはじめとするハーブの虫除け効果はどうなのか?について調べました。結論としては、蚊連草やハーブには虫除け効果があります。外で飼っているワンちゃんスペースに置いておくだけで効果が期待できますね。

 

【蚊連草】
葉を触ると柑橘系の匂いがします。この匂いは蚊が嫌がる成分で、置いておくだけで効果があります。(葉を潰すなどして、匂いをさらに出すとより効果があります)

おすすめとしては、潰した葉を薄い布などでくるみ、ワンちゃんの首輪や小屋周りにぶら下げておくことです。

 

ミント

スカッとするメントールのにおいが、蚊にとって苦手とされています。育てるのは簡単ですので、鉢に植えて育てると良いでしょう。おすすめは、育ちやすいのでワンちゃんのスペースで沢山育てることです。蚊にはミントの量で対抗しましょう。

 

バジル

こちらも香りが強く蚊が苦手なハーブです。栽培はミントよりは難しいですが、置いておくだけで効果を発揮します。等間隔で置くと良いとされていて、蚊だけではなくハエなどにも効果が期待できるハーブです。その他にも、レモングラスやローズマリーなど効果のあるハーブは沢山あります。

 

ひとつだけではなく種類を多くした方が育てやすく、また効果もありますので、是非お試しください。ワンちゃんがハーブを食べないように工夫しましょう。人間が食べられるハーブはワンちゃんが口にしても問題ありませんが、お腹をくだしたりすることがあります。栽培される際は気をつけてください。

 

蚊対策におすすめのグッズ

蚊対策はひとつよりも沢山重ねてしている方が安心です。対策のしやすいおすすめグッズを探しましたので2つピックアップしてご紹介します。

 

ドギーマン 天然ハーブ 虫よけミスト

ハーブ、ラベンダー、ユーカリの成分が入ってる蚊が嫌がるスプレーです。天然の防虫成分でできていますので、安心して使うことができます。お出かけ前にサッとかけたり、蚊が特に活発になる朝方や夕方にすぐに対応できる簡単さがおすすめ理由です。蚊の侵入してきそうなところにも使えて便利ですよ。

 

メッシュテント

こちらは大きめの蚊帳です。高密度メッシュだから通気性も良く、洗濯もできます。蚊帳の大きさも種類があり環境に合わせて選べます。蚊帳は薬品などの害を心配することが一切ないのがいいですね。囲うことで半永久的に蚊対策ができますし、通気性が良いので夏の暑い日でも使用できます。

 

その他にも、虫の嫌がる周波数で寄せ付けない装置などもありますが、いくらワンちゃんに無害とはいえ、周波数がどんな影響を与えるのか心配なため、ここでは紹介を割愛させていただきます。