犬が爪を噛む理由と爪噛み防止方法|小刻みに噛む場合、寝る前に噛む場合などそれぞれ理由がある?

犬が爪を噛む理由と爪噛み防止方法|小刻みに噛む場合、寝る前に噛む場合などそれぞれ理由がある?

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ワンちゃんが爪を噛んでしまうのは、ストレス、暇つぶし、ノミなどの害虫で痒いなど色々な理由があります。癖になってしまうと出血をしたり、ばい菌が入ったりと他の部分にも影響が出てくることもあります。エリザベスカラーや靴下など対策方法はありますので、早めに対応してあげてくださいね。

 

犬が爪を噛む理由 なぜ爪噛みをやめさせないといけないのか?

犬が爪を噛む理由

爪を噛む理由 その1 ストレス

ワンちゃんが爪を噛む理由NO.1はストレスです。ストレスを感じると、前足を噛んだり舐めたりすることでストレスを一時的に忘れ、気持ちを落ち着けようとする行動をすることがあります。ストレスの原因には、運動・散歩量が少ない、愛情が不足している、食事内容に不満がある、環境が変化したなどが考えられます。

 

例えば雨が続いていてお散歩に行けなかったり、飼い主さんが忙しくて構ってもらえなかったり・・・思い当たることはありませんか?なるべく早くワンちゃんのストレスの原因を探って、ストレスを発散させてあげられるような対応を取ってください。名前を呼んで大げさに可愛がってあげてくださいね。

 

爪を噛む理由 その2 暇つぶし

退屈な時に爪を噛んでしまう癖のあるワンちゃんは意外と多いですよ。おもちゃの一人遊びに飽きてしまったとか、飼い主さんがかまってくれないような時に、退屈しのぎに気持ちを落ち着かせるため、爪を噛み始めます。

 

この時は、そもそも退屈の暇つぶしなので、噛んでいるうちに夢中になって噛み続けてしまうこともあって、爪がボロボロになったり、ひどいと噛んでいる歯が傷んでしまうことまであります。なるべく早くほかの遊びに気持ちを向けさせるとか、スキンシップを取るなど爪を噛む行為をやめさせなくてはいけません。

 

爪を噛む理由 その3 爪の伸びすぎ

爪の伸びすぎも爪を噛む原因にあります。爪が伸びすぎると、ワンちゃんは歩きづらくなります。歩きづらいのでそれを解消したくて、爪を噛んでしまうんです。散歩ルートがアスファルトが多いワンちゃんは散歩しているだけである程度削れていきます。しかし、散歩量が少なかったり、散歩ルートが土の上など柔らかいところが多いワンちゃんは自然に爪が削られることがありません。

犬が爪を噛む理由爪切り

さらに爪が伸び続けると肉球や皮膚を貫通してしまうことだってあるんです。爪の伸びすぎには要注意です。ワンちゃんの爪が伸びてきたら飼い主さんが定期的にカットしてあげてください。目安はアスファルトやフローリングを歩いているときに『カチカチ』と音がなるようになったら爪を切るタイミングです。

 

 

爪を噛む理由 その4 アレルギーや怪我

アレルギーによる皮膚のかゆみやとげが刺さったなど、異物感があると爪を噛んだりなめたりしていることがあります。アレルギーでは食物アレルギーが多く、ドッグフードに含まれる成分に免疫が過剰に反応すると、かゆみや炎症を引き起こしてしまいます。特に開封後1カ月以上経ったドッグフードを与えていないか即チェックしてみてください。酸化したフードは体に悪影響を与え、食物アレルギーを引き起こす原因になってしまいます。

 

新しいフードで、他に爪を噛んだりなめたりする要因が見つからないときは、獣医師さんに相談するとアレルギー検査をしてくれます。原因物質を特定し、その物質が使われていないドッグフードに切り替えてあげると解決します。

 

肉球にとげが刺さったり、異物が付いていたりすると、ワンちゃんはその部分が気になり爪を噛みます。普段爪を噛まないワンちゃんが急に爪を噛み始めたというような場合には、噛んでいる部分の周りをよく見てあげてください。

 

爪を噛む理由 その5 歯茎が痒い

子犬の場合に多いのですが、歯茎が痒いことが考えられます。ワンちゃんの葉は、生後4カ月頃から乳歯から永久歯へと生え変わります。その時期は歯茎が痒くて、いすやテーブルの脚などいろいろなものをかじりだします。その一つが自分の爪というワンちゃんもいるのです。

犬が爪を噛む理由歯茎が痒い

これをやめさせるには、長時間かじれるタイプのおもちゃを与えるのがベストです。ワンちゃんの爪も大切ですし、家具も大切ですものね。別に噛んでもいいものがあれば、ワンちゃんもそれを噛むことで歯茎の痒みを我慢することができます。歯の生え変わり時期の痒みは一時的なもので、いつまでも続くものではありません。飼い主さんがおおらかな気持ちで対応してあげてください。

 

小刻みに噛む場合

ノミなどの寄生虫が付いている可能性が高いです。ノミが皮膚の上を動くことで、違和感を感じています。まずはワンちゃんが噛んでいる部分の近くにノミがいないかチェックしてあげてください。予防薬を飲んだ場合、24時間以上経過すればノミ・マダニへの効果が出て問題ありませんが、もし予防薬を飲んでいない、または飲んだとしても有効期限が切れていたなどの場合は、動物病院で駆除をしてもらってから、予防薬を投与されることをおすすめします。

 

寝る前に噛む場合

寝る前に噛んでしまうワンちゃんは、まさに人間の子どもと同じです。本当は眠いのに、『まだ眠くないから遊ぼうよ~』と思っているのです。爪を噛んでしまうワンちゃんもいれば、飼い主さんを甘噛みしてくるワンちゃんもいると思います。人間の子どもと同じように少しだけ相手をしてあげると最も早くおさまります。

 

おもちゃなどを使って、少し遊んであげれば満足して眠ってくれるはずです。ここでやってはいけないことは、怒ってしまう、無理に眠らせようとする、放置すればそのまま寝るだろうと無関心になるといったことです。余計興奮状態になったり、不満が高まって、眠気も吹っ飛んでしまうこともあります。子どもと同じようにグズグズに少し付き合ってあげればすぐにおさまります。

 

犬が爪噛みを血が出るまでやめないこともある その理由とは?

ワンちゃんに噛み癖がついてしまったのかもしれません。爪を噛む行為を放置していると、たとえ原因が解決しても癖で爪を噛み続けてしまいます。爪を噛む行為が続くと、足に傷が付いてしまい、その傷口から細菌が入って化膿したり流血したりすることがあります。

 

また、老犬の場合、あまり動かなかったりすると、床ずれを起こし、足の内側や外側の毛の中にプツプツが出来ていて痒く、動くことも出来ないのでずっと舐めたり噛んだりしていて流血してしまうこともあります。皮膚病になってしまっている状態なので、動物病院で治療をすると同時に、止血剤をもらって常備しておくようにしましょう。

 

犬の爪噛み防止方法

原因がはっきりしないのに爪を噛み続けている場合、しつけをする必要があります。噛み始める前に『おすわり』など号令をかけ、爪を噛むということから意識を他へ移してあげるといいですね。ワンちゃんが号令に従えたら、おおげさに褒めてあげてください。だからと言って、飼い主さんもずっとワンちゃんを見ていられるわけでもなく、気付いたら爪を噛み始めていたということの方が多いと思います。

 

気付いたらすぐに号令をかけ、爪を噛むという行為をやめさせます。噛むことがいけないということを教えていくためです。爪を噛むことを注意するとき、怒ったり、無理やり口から足を出そうと引っ張るなど、身体に触れたりしては絶対だめですよ。爪を噛むと飼い主さんがかまってくれると勘違いして、かえって爪を噛むことが増えてしまうからです。

 

犬の爪噛み防止グッズ

エリザベスカラー

 

ワンちゃんの首のまわりに取り付けて使います。首の周りにエリザベスカラーがあることで、爪を噛むことが物理的にできなくなります。傷やアレルギーの炎症を起こしているときは舐めてしまうことも防げます。

 

犬用靴下

 

ワンちゃんに靴下をはかせれば爪は隠せます。これも物理的に爪を噛むことができなくなりますよね。人間の赤ちゃんと一緒です!ただ、靴下は散歩中、ワンちゃんが噛みつくなどで、破れてしまうことがよくあります。靴下が破れていないかよくチェックしてあげてください。

まとめ

ワンちゃんが足を舐めるのはよく見かける光景だと思います。ただ、もしこれがあまりにも頻繁だったり舐めているのではなく、ガリガリ爪を噛んでいるというときには、早めに対応してあげることが必要です。

 

ストレスが原因の場合は、他の部分にも影響が出てくる前に原因を探ってあげましょう。飼い主さんとのスキンシップは何よりの特効薬です。なるべく撫でたり名前をよんであげたりして愛情を表現してあげてくださいね。