犬が草を食べる理由|草を食べさせてアレルギーなど大丈夫?

犬が草を食べる理由|草を食べさせてアレルギーなど大丈夫?

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散歩中にたまにむしゃむしゃと草を食べることってありますよね。飼い主としては「雑草なんか食べて大丈夫だろうか?」と心配になります。また、アレルギーの事も心配になりますよね。今回は雑草を食べてもいいのかどうか?アレルギーは大丈夫なのかどうか?また、食べさせるとしたらどんな草がいいのか?について、詳しくお伝えしようと思います。

犬が草を食べる理由は主に5つ

「犬が草を食べる理由はなんでしょうか?」獣医師は、毎日のようにこの質問に答えていると言います。つまり、多くの犬が草を食べているということです。なぜそんなに多くの犬が草を食べるのでしょうか?

①ストレス解消
②消化不良
③栄養バランスの乱れ
④遊び
⑤身体的欲求

などが犬が草を食べる理由として挙げられていました。

 

ですが、市販のバランスの良い食事をしている犬が、栄養不足や栄養バランスが乱れているとは考えられないと思っている獣医師さんも数多くいらっしゃいます。また、胃の不調(消化不良)を解消するという見解にも疑問を持っている獣医師さんもいますので、正確な理由を特定するには難しい問題のようです。

犬が草を食べて吐く理由は・・・断定できない

犬が草を食べて吐くことにもいくつかの理由があります。

①胃の調子を整えるため
②異物や有害物質を吐き出すため

私が過去に聞いたことがあるのが①の『胃の調子を整えるため』というものでした。食べた草と一緒に胃に溜まった油を吐きだして、胃の調子を整えるようです。しかし最近の見解ではそうでないこともあるようです。

 

ある獣医師はこう言っています。

犬が草を食べるのは、吐いて胃の調子を整えるためなのか、それとも草を食べたために胃痛を起こし吐くのか、という点です。 草を食べた後に嘔吐する犬は25%以下という調査結果もあり、自己治療として草を食べるということは考えにくい。実際、草を食べる前に病気の兆候が見られる犬は、全体の10%にすぎません。つまり、草を食べる犬の大半は、食べる前に病気になっておらず、食べた後に嘔吐することもないのです。

引用:VIKA Animal Hospital

 

 

この話を聞く限り、病気によって草を食べて吐くというのは殆どないようです。そう考えると、異物や有害物質を吐き出すためという理由も疑問に思えてきます。でも、どうしても「吐くってことは何かあるんじゃない?」と思ってしまいますよね。そこで、今度は視点を変えて、犬が食べてはいけない草の種類や、アレルギーになるかも知れない草の種類について考えてみたいと思います。

犬が食べてはいけない草の種類

食べてもいい草もありますが、基本的にはそこら辺に生えている草には除草剤や殺虫剤がふりまかれている可能性があること、寄生虫などで汚染されている可能性があることを考えると『どの草でも食べさせない方がよい』というのが結論です。

 

また、雑草にはイネ科やキク科の植物が多く、それらはアレルギーを引き起こす可能性があるので注意しましょう。イネ科やキク科の花でアレルギーを起こしやすいのはヨモギ花粉、ブタバナ花粉です。この花は秋に咲く花なので、草を食べる・食べないだけでなく、開花時期にあたる9月中旬から11月上旬には注意した方がいいでしょう。さらに言うと、歩道脇に植えられている草花・・・スズラン、クリスマスローズ、アジサイなどには毒が含まれていますので、植えられている花にも注意が必要です。

犬が草を食べないようにする方法

犬が道端の草を食べないようにさせるにはいくつか方法があります。

①草のない道を選ぶ
②草に向かって行こうとしたらリードを引く
③草の方に向かいそうになったらオヤツで釣る

 

一番いいのは草のない道を選ぶことです・・・が、地域によってそういう道を選ぶことが難しい場合もありますよね。そういった場合はリードを引っ張って草の方に行かせないようにするというのもひとつの方法です。ですが、あまり何度もそれをやってしまうと、せっかくのお散歩が楽しくないものになってしまう可能性もあるので、頻繁に草を食べようとするワンちゃんを散歩させる場合は、草に向かったら名前を呼んでおやつを与えるという方法が良いとドックトレーナーの方から聞きました。

 

ウチで飼っていた犬は怒られると「かまって貰えている」と思い、テンションがあがり、ますますやってはいけないことをする子でした。そんな時に有効だったのが『おやつで釣る』です。これは草を食べてしまう時だけでなく、色んないたずらを抑制するためにも使える手段なので、何かあったら『おやつ』に頼っていいと思います。「でも犬が草を食べたがるのに、食べさせないのもかわいそう」と思う飼い主さんもいらっしゃるでしょう。次ではどんな草や野菜なら食べられるのか?犬猫用の草はどうなのか?家で何か栽培できるものはないか?などについて見てみましょう。

どんな草や野菜なら食べられる?犬猫用の草がいい?他にも家で栽培する方法

どんな草なら食べられるのか?については、やはり犬猫用の草を食べさせるのが一番安全だと思います。でも、買ってきたからと言って必ずその草を食べてくれるかどうかは分かりません。うちで飼っていた犬は外で雑草を食べるクセに、犬猫用の草は、ただなぎ倒して遊んだだけで食べたりはしませんでした(涙)

 

犬が食べられる野菜

葉物:キャベツ、白菜、レタス、大根の葉、ニンジンの葉、セロリ、パセリなど
根菜類:さつまいも、じゃがいも、にんじん、大根、カブなど
その他:きゅうり、トマト、ブロッコリー、かぼちゃ、グリーンピースなど

 

家で野菜を育てるともっと安心!

家で野菜を育てて食べさせるのは、無農薬なのでもっと安心ですよね。家の中で育てるには虫が付きにくい水耕栽培が向いていると思いますし、年中家の中の温度を一定に出来るので、わりとどんな野菜でも四季問わず育てやすいです。

 

おすすめは大根の葉、ニンジンの葉で、食べ終わった後の切り口部分を水に漬けておけば葉っぱが生えてきます。トマトやきゅうりも栽培初心者が育てるのに向いていると思います。家で育てた野菜を愛犬と一緒に味わうというのも素敵ですよね!