犬の介護用品で必要なもの、介護食や介護ベッドの手作り方法について

犬の介護用品で必要なもの

※当サイトは、アフィリエイト広告を利用しています。

長い間、一緒に暮らしてきた大切な愛犬が介護状態になったら・・・考えるだけでも悲しくなりますよね(泣)でも、何も準備していないよりは、「できることをしてあげたい!」・・・とは言え、経験がないから「何をどうしたらいいのか分からない」という方も多いと思います。

 

そこで今回は、愛犬の介護用品で必要なものや、介護食はどうしたらいいのか?また、その食べさせ方、介護ベッドの手作り方法についてお伝えしようと思います。

こんな症状が出てきたら介護に備えましょう

愛犬の次のようなしぐさや行動、症状を目にすることが増えてきたら、「そろそろ介護が必要かな?」と準備しておきましょう。

  • 目の前に何かが急に現れると驚く=目が見えなくなってきた?
  • 飼い主の声にあまり反応しなくなってきた=耳が聞こえづらくなってきた?

この2つの症状が出て来たら、老化が進んでいる証拠です。

 

また、トイレ以外の場所でおしっこやうんちをしてしまう回数が増えて来たら、健忘症の初期段階だと思ってください。

dog-kaigo-roken

これがさらに進むと、

  • 家の中で迷子になったり
  • 壁や物にぶつかることが増えたり
  • 水を置いてある場所が分からなくなったり
  • 狭い場所に入り込んで出てこれなくなったり

・・・そのような症状が増えてきます。

 

また、

  • 何もないのに吠え続ける
  • 「クーンクーン」と鼻を鳴らす

などの症状も。ここまで来ると健忘症もだいぶ進んでいますので、ここからは本格的に介護に備える必要が出てきます。

 

犬は本当に立てなくなるまでなんとか自分で動こうとしますので、初めての方は犬の健忘症に気付かないかも知れませんが、決して怒ったりしないようにしてくださいね。では、犬が健忘症になったり、介護状態になったらどんなものが必要になってくるのでしょうか?ベッドはどうしたらいいのか?・・・まずはそのことについて知っておきましょう。

犬の介護用品で必要なもの

犬の介護に必要なアイテムは、介護用ハーネス、介護用ベッド、介護用クッションです。ただし、本当に動けないとか、寝ているときに苦しそうにしていて何度も起きるとか、そういうことではない限り、あまり神経質にならなくてもいいです。特に介護用ハーネスについては、一人で運べないサイズの犬には必要ですが、小型犬には必要ありません。

 

無理して歩かせる必要はないので、必要な時に必要な場所・・・トイレなどに連れて行ってあげましょう。クッションや介護ベッドについてもわざわざ専用のものを買う必要はない、というのが私の考えです。


介護ベッドの手作り方法

介護ベッドやクッションは手作りすることができます。市販で売ってるものよりは、ご自身の愛犬の状態に合わせて作ることができるので、ワンちゃんにとってもいいと思います。

犬用介護ベッドで用意するもの
不要になった掛布団など1枚 使用済みタオルなど複数枚

 

使用済みタオルなどは、出来れば毛足がループになっていないモノの方が、爪が引っかかりにくいのでおすすめです。それと一番いいのは、飼い主さんが使っていたタオルで作ってあげることかなと思います。

飼い主はんのニオイを嗅いでいると落ち着くんですわ

 

新しいモノよりは柔らかいですし、なんと言っても犬が安心して眠れますからね。

介護ベッドの作り方
作り方は簡単です。掛布団などで土台を作り、そこにタオルを敷いてあげるだけです。

 

こんな感じで、掛布団(クッションなどでも可)の上に、使用済みタオルなど敷いてあげればOK。頭が下がって苦しそうだったら、頭の部分を高くするように、敷布団の端を丸めて高くしてあげれば落ち着きますよ。写真では敷布団の左側部分を丸めて少し高くしています。本格的に切ったり、縫ったりしなくても充分ですので、犬にとって快適に眠れるように工夫してあげましょう。

介護食と水の与え方

愛犬の介護で重要になってくるのは、ごはんを食べなくなった時です。特に老犬がごはんを食べなくなると一気に弱ってしまいますので、何とかしてあげなければなりません。ごはんをお湯で柔らかくしてあげる、それでも食べなければ犬用のフリカケやチュールをごはんの上にかけてあげるなどして、まずは自力でごはんを食べるようにしてあげてくださいね。

 

ごはんに関しても、水に関してもそうですが、頭を下げて食べるような器よりも、頭をそんなに下げなくて食べられる器にした方がいいかと思います。

 

ワンちゃんの首の高さより、少し低いくらいの高さがある器がいいんじゃないでしょうか。また、水はウォーターノズル式の舐めると水が出るタイプのモノが良いです。それも犬が上向き気味で水が飲める高さに設置しましょう。・・・それでもごはんを食べなくなってしまったら、どうしたらいいのでしょうか?

介護食の種類とおすすめ食

犬の流動食

自力でごはんが食べられなくなってしまった場合は、流動食(液体食)とシリンダーを用意しましょう。流動食やシリンダーは動物病院で売っています。私が動物病院から進められて使っていた流動食(液体食)をご紹介しておきますね。

流動食・・・ベッツセレクション 犬猫用 エナジーケア 20g 24袋
液体食・・・ビオ ベテナリードッグ 30ml 7個

 

この流動食は、1本で2㎏~3㎏くらいの体重のワンちゃんの一日の栄養を補うことができます。液体食に至っては、1/3パックで2㎏~3㎏くらいの体重のワンちゃんの一日分の栄養を補うことができます。体重が落ちて来たと感じたら、ごはんに混ぜて与えてあげることも可能です。

犬への流動食のあげ方

 

流動食の与え方
シリンダーでワンちゃんの奥歯側の唇をめくって、奥歯の方からゆっくりと流し込みます。この時にワンちゃんが窮屈にならない程度に、少し顔を上向きに固定して、勝手に喉の奥に流れるようにしてあげると、自動的にごはんを飲み込んでくれます。

もし、ワンちゃんが嫌がる場合は無理をせず、少しずつ与えてあげましょう。

介護食は手作りにした方がいい?しない方がいい?

介護食に限らず、ワンちゃんのごはんは、手作りしない方が無難です。なぜなら、ワンちゃんのアレルギーの問題があるからです。私たち飼い主が思っている以上に、犬はいろんな食材でアレルギーを起こしやすいんです。

あ~ワイ、ちょっと納豆ニガテなw納豆アレルギーっての?
・・・リキ王、今朝納豆ご飯バクバク食べてたやんっ。。。

 

また、どんなに飼い主さんが頑張って作っても、『ワンちゃんに必要な栄養素は全く補えていない』ということを覚えておいてください。このことは、私が通っていた獣医師さんから「研究データでそういうふうになっている」と聞きました。ですから、愛犬のごはんを手作りしてあげたくなる気持ちは分かりますが、手作りはしない方がいいです。

 

それでも、何も食べないよりは何か食べた方がいい、というのはありますので、ワンちゃんが食べられる食材で、味付けをせずに作ってあげるといいと思います。その際には、先ほどの流動食や液体食で栄養を補ってあげましょう。

まとめ

犬も私たち人間と同じように、眼が見えなくなってきたり、耳が聞こえなくなってきたり、健忘症の症状が出てきたりします。その時に飼い主さんが、どうワンちゃんと向き合うか?が肝心になってきます。まずは、よく様子を見てあげて、必要であれば獣医師さんに診てもらいましょう。

 

犬の介護もなかなか大変なものですが、何よりもワンちゃんが最期まで幸せに暮らせること、飼い主さんが悔いのないように愛犬に接することができるといいなと思っています。