T33エクストレイルを新車で買おうとすると、最初に気になるのが「結局いくら必要なのか」ではないでしょうか。
日産公式のメーカー希望小売価格を見ると、2026年9月現在の通常モデルはX・2WDの409万2,000円からです。
ただし、409万2,000円を用意すればそのまま乗り出せるわけではありません。
実際に購入するときは、ここへメーカーオプションやディーラーオプション、税金、自賠責保険、登録にかかる費用、リサイクル料金などが加わります。日産公式でも、メーカー希望小売価格にはこれらの費用を含まないと案内しています。
この記事では、2026年9月時点の最新価格を基準に、X・Gや2WD・e-4ORCEの価格差、オプションを付けた場合の金額まで確認しながら、「実際にどのくらいの予算を考えておけばよいのか」を整理します。
- 通常モデルの車両価格は409万2,000円~495万円
- XからGにすると56万1,000円高くなる
- 2WDからe-4ORCEにすると29万7,000円高くなる
- X e-4ORCEの5人乗りから7人乗りにすると13万2,000円高くなる
- G e-4ORCEは車両本体だけで495万円なので、乗り出し500万円以内は難しい
T33エクストレイルは実際いくらで買える?
まずは、2026年9月現在のT33エクストレイルが車両本体でいくらするのか見てみます。通常モデルはXとGがあり、2WDかe-4ORCEか、5人乗りか7人乗りかによって価格が変わります。
2026年9月現在の新車価格は409万2,000円から
2026年9月3日の一部仕様変更後、通常モデルのメーカー希望小売価格は次のようになっています。
| グレード | 駆動・定員 | 車両価格 |
|---|---|---|
| X | 2WD・5人 | 4,092,000円 |
| X e-4ORCE | 4WD・5人 | 4,389,000円 |
| X e-4ORCE | 4WD・7人 | 4,521,000円 |
| G | 2WD・5人 | 4,653,000円 |
| G e-4ORCE | 4WD・5人 | 4,950,000円 |
2026年9月の一部仕様変更では、それまで設定されていたS系グレードが通常モデルの価格表からなくなり、XとGが中心のラインアップになりました。
2026年9月にどの装備が変わったのかは、T33エクストレイル2026年一部仕様変更|2025年MCとの違いで詳しくまとめています。
そのため、現在のT33エクストレイルを新車で買う場合、通常モデルのスタート価格は409万2,000円です。
一方、NISMOやAUTECHまで含めると価格帯はさらに広がります。たとえばNISMO Advanced Package e-4ORCEは596万2,000円なので、エクストレイル全体では車両価格だけでも約409万円から約596万円まで幅があります。
この記事では、購入時の予算を分かりやすくするため、通常モデルのX・Gを中心に見ていきます。

NISMOやAUTECHまで入れると価格帯がかなり広くなるので、この記事では新車で比較する人が多いXとGを中心に見ていきます。
X・G・2WD・e-4ORCEで価格はいくら変わる?
同じエクストレイルでも、Gを選ぶのか、e-4ORCEにするのか、7人乗りにするのかで車両価格は変わります。ここでは装備や走りの違いには踏み込まず、選択によって購入価格がいくら上がるのかだけを比べます。
| 変更する内容 | 増える金額 |
|---|---|
| XからGへ変更 | +561,000円 |
| 2WDからe-4ORCEへ変更 | +297,000円 |
| X e-4ORCEの5人乗りから7人乗りへ変更 | +132,000円 |
XからGにすると56万1,000円高くなる
X 2WDは409万2,000円、G 2WDは465万3,000円なので、差額は56万1,000円です。
e-4ORCEでもXが438万9,000円、Gが495万円なので、同じく56万1,000円差があります。
50万円を超える差があるので、「せっかくならG」と決める前に、Gで増える装備を自分が本当に使うかまで見ておきたいところです。
XとGの装備差については、エクストレイルT33のグレード比較|X・Gの違いと自分に合う選び方で詳しく整理しています。
e-4ORCEは2WDより29万7,000円高い
Xの場合は409万2,000円から438万9,000円、Gの場合は465万3,000円から495万円になります。
どちらもe-4ORCEを選ぶと29万7,000円高くなります。
この記事では、2WDとe-4ORCEの価格差だけ見ておきます。走りや雪道性能、燃費まで含めて選びたい場合は、エクストレイルは2WDとe-4ORCEのどちらを選ぶ?価格・燃費・走りを比較で詳しくまとめています。
7人乗りは5人乗りより13万2,000円高い
通常モデルで3列7人乗りを選べるのはX e-4ORCEです。
5人乗りが438万9,000円、7人乗りが452万1,000円なので、車両価格の差は13万2,000円です。
7人乗りだから一気に何十万円も上がるわけではありませんが、フロアカーペットなど一部のアクセサリーも3列車用の価格になります。
3列目をどのくらい使うのか迷っている方は、エクストレイルT33の7人乗りは狭い?5人乗りとの違い・3列目・荷室を比較も参考にしてください。
乗り出し総額には車両価格以外の費用も加わる
ここまで見てきた409万2,000円や495万円は、あくまで車両本体の価格です。実際に新車を注文して納車してもらうには、オプションや税金、自賠責保険、登録にかかる費用なども加えて考える必要があります。
車両本体価格
+ メーカーオプション
+ ディーラーオプション
+ 税金・自賠責
+ 登録などの諸費用
+ リサイクル料金
一方、任意保険や駐車場代、購入後の燃料代、車検代、ローン金利などは乗り出し総額とは分けて考えます。
メーカーオプションは契約前に確認しておきたい
メーカーオプションは、生産時に装着される装備です。
ナッパレザーやパノラミックガラスルーフ、BOSE Premium Sound Systemなど、グレードによって選択できる装備が異なります。
メーカーオプションを増やすと、車両価格から数十万円単位で総額が変わることがあります。
後から同じ仕様にできないものもあるので、価格だけで外してしまわず、「あとから欲しくならないか」まで考えて決めたいところです。
ディーラーオプションも積み上げると大きな金額になる
XやX e-4ORCEでは、ナビやドラレコなどをディーラーオプションで選べます。代表的な用品だけでも、いくつか組み合わせると数十万円単位になります。
| オプション例 | 参考価格 |
|---|---|
| 9インチナビ | 263,260円 |
| 9インチディスプレイオーディオ | 137,640円 |
| 前後ドライブレコーダー | 97,020円 |
| ETC2.0 | 53,900円+セットアップ費 |
| ナビレコ+ETC2.0パック | 416,880円 |
| 新車キット・2列車 | 109,280円 |
こうして見ると、オプションは「数万円追加するだけ」とは限りません。ナビ、ドラレコ、ETC、カーペットなどをまとめて付ければ、40万円、50万円と増えていきます。
最新のアクセサリー価格は、日産公式エクストレイル アクセサリーページでも確認できます。
税金・自賠責・登録費用も必要になる
車両とオプション以外にも、購入時には税金や自賠責、登録関係の費用がかかります。
以前の記事では新車購入費用として環境性能割が入っていることがありますが、自動車税環境性能割は2026年3月31日で廃止されています。2026年9月に購入する新車へ、以前の制度をそのまま上乗せする必要はありません。
T33エクストレイルは1.5Lクラスなので、1.0L超~1.5L以下の自家用乗用車にかかる自動車税種別割は年額3万500円です。新規登録した年度は登録月の翌月から3月までの月割になります。
このほか、自動車重量税、自賠責保険、登録や車庫証明に関する費用、ナンバー代、リサイクル料金、販売会社の手続き代行費用などがあります。
これらは登録時期や地域、販売会社によって変わるため、「諸費用は必ず○万円」と一つの金額で決めることはできません。
最後は販売店でもらった見積書で確認してください。
実際の購入予算を4つのケースで考える
車両価格だけでは実際の購入予算が見えにくいので、ここからはX 2WD、7人乗り、G e-4ORCEなど4つのケースで金額を比べます。ただし、販売会社や登録時期によって変わる税金・登録諸費用までは固定できないため、ここで計算するのは「車両価格+今回選んだオプション」の小計です。
| ケース | 今回の構成 | 小計 |
|---|---|---|
| X 2WD | 新車キット | 4,201,280円 |
| X 2WD | ナビ・ドラレコ・ETC2.0+新車キット | 4,618,160円 |
| X e-4ORCE 7人乗り | DA・ドラレコ・ETC+新車キット | 4,909,270円 |
| G e-4ORCE | オプション追加前 | 4,950,000円 |
ケース1|X 2WDに定番用品だけを付ける場合
X 2WDの車両価格は409万2,000円です。
たとえば、デュアルカーペットやバイザーなどをまとめた2列車用の新車キット10万9,280円を追加すると、
4,092,000円+109,280円=4,201,280円
となります。
車両と今回選んだ用品だけで約420万円です。ここへ税金、自賠責、登録諸費用、リサイクル料金などが加わります。
ケース2|X 2WDにナビ・ドラレコ・ETCまで付ける場合
もう少し装備を増やして考えてみます。
X 2WDに「ナビレコお買い得パック+ETC2.0」と2列車用新車キットを付けると、次のようになります。
| X 2WD | 4,092,000円 |
| ナビレコ+ETC2.0パック | 416,880円 |
| 新車キット | 109,280円 |
| 小計 | 4,618,160円 |
車両と今回選んだオプションだけで4,618,160円、約462万円です。ここへ税金、自賠責、登録諸費用、リサイクル料金などが加わります。



X 2WDは車両価格だけを見ると409万円ですが、ナビやドラレコまで付けると460万円台になります。500万円予算なら、この差を最初から見ておきたいですね。
500万円まで約38万円残りますが、この中から購入時の諸費用や追加オプションを支払うことになります。「Xなら500万円あれば余裕」と決めつけず、見積総額まで確認したいところです。
ケース3|X e-4ORCEの7人乗りを選ぶ場合
7人乗りのX e-4ORCEは452万1,000円です。
ここに、9インチディスプレイオーディオや前後ドラレコ、ETCをまとめた「DAレコパック+ETC」27万3,490円と、3列車用新車キット11万4,780円を加えると、
4,521,000円+273,490円+114,780円=4,909,270円
です。
車両と今回選んだオプションだけで約491万円なので、ここへ税金や登録諸費用などが加われば500万円を超える可能性が高くなります。
「車両価格が452万円だから500万円あれば余裕」と考えるより、7人乗りで用品も付けるなら500万円台まで見ておく方が現実に近いでしょう。
ケース4|G e-4ORCEでは500万円を超える前提で考えたい
G e-4ORCEの車両価格は495万円です。
これだけで500万円まで残り5万円しかありません。
日産公式の残価設定型クレジットの支払例でも、G e-4ORCEに4万9,500円の特別塗装色を選ぶと、現金販売価格は499万9,500円になっています。税金や自賠責、登録諸費用を加える前に、ほぼ500万円です。
そのためG e-4ORCEを検討する場合は、「500万円で収める」より、最初から500万円台の購入予算を考えておく方が現実に近いでしょう。
パノラミックガラスルーフやナッパレザー、BOSEなどメーカーオプションを加える場合は、さらに余裕を持った予算が必要です。
予算500万円ならどのエクストレイルが現実的?
購入予算を500万円前後で考えている場合、XとGでは選べる装備の余裕がかなり違います。ここでは車両本体価格を基準に、500万円まであといくら残るのかを見ながら考えてみます。
| グレード | 車両価格 | 500万円まで |
|---|---|---|
| X 2WD | 409.2万円 | 90.8万円 |
| X e-4ORCE | 438.9万円 | 61.1万円 |
| X e-4ORCE 7人 | 452.1万円 | 47.9万円 |
| G 2WD | 465.3万円 | 34.7万円 |
| G e-4ORCE | 495.0万円 | 5.0万円 |
X 2WDなら500万円以内を検討する余地がある
X 2WDなら、装備を選びながら500万円以内に収められるか検討する余地があります。
ただし、先ほどのモデルケースでもナビ、ドラレコ、ETC、新車キットを付けた時点で約462万円です。そこから購入時の諸費用も加わるため、追加する装備は見積書を見ながら決めた方が分かりやすいでしょう。
X e-4ORCEはオプション次第で500万円前後になる
X e-4ORCEの5人乗りは438万9,000円です。
車両価格だけなら500万円まで61万1,000円ありますが、ナビやドラレコ、メーカーオプションなどを増やしていくと余裕は小さくなります。
Gは500万円という予算では余裕が少ない
G 2WDは465万3,000円なので、車両価格だけで500万円まで残るのは34万7,000円です。
ボディカラーやオプション、諸費用の内容によっては500万円を超えます。
G e-4ORCEは車両本体だけで495万円です。乗り出し500万円以内で考えるのは難しいでしょう。
新車では予算が合わない場合は、中古T33も選択肢になります。年式によって装備や保証が違うため、価格だけでなく仕様まで確認したい方は、T33エクストレイル中古車の選び方|年式・保証・買う前の注意点も参考にしてください。
オプションを付けると総額は思った以上に増えやすい
ここまでの試算からも分かるように、エクストレイルの購入総額を大きく動かすのはグレードだけではありません。ナビやドラレコ、ETC、メーカーオプションを加えていくと、車両価格から数十万円単位で増えることがあります。
特にX系では、ナビやドラレコ、ETCを後から加えていくと数十万円単位で増えます。
一方で、すべてを純正オプションで付けなければならないわけでもありません。
ナビが本当に必要なのか、スマートフォン連携ができるディスプレイオーディオで足りるのか、ドラレコは純正品にするのかなど、使い方によって選択は変わります。
「人気だから全部付ける」ではなく、自分が使う装備だけを選んだ方が予算は管理しやすくなります。
また、販売店の見積もりにはボディコーティングやメンテナンス商品、延長保証などが入っていることもあります。
これらが不要という意味ではありませんが、見積総額が予想より高かった場合は、まず車両価格以外に何が追加されているのかを一つずつ確認してみてください。
残価設定型クレジットは月々の金額だけで判断しない
エクストレイルは車両価格が400万円を超えるため、現金一括だけでなく残価設定型クレジットを検討する人もいると思います。ただし、広告などに出ている「月々○万円」だけでは、最終的にいくら支払うのかは分かりません。
2026年9月30日時点の日産公式支払例では、G e-4ORCEを5年・60回、月間走行距離1,000kmの条件で契約した場合、次のようになっています。
| 支払条件 | 金額 |
|---|---|
| 現金販売価格 | 4,999,500円 |
| 頭金 | 999,500円 |
| 毎月 | 29,400円×58回 |
| ボーナス加算 | 70,000円×10回 |
| 最終回に買い取る場合 | 2,499,000円 |
| 実質年率 | 5.7% |
| 買い取った場合の総支払額 | 5,940,684円 |



「月々2万9,400円」だけを見ると安く感じますが、頭金やボーナス払い、最後の支払いまで見ないと本当の負担額は分かりません。
残価設定型クレジットを見るときは、月々の支払額だけでなく、頭金・ボーナス払い・最終回の支払額まで確認しておきたいところです。
なお、この支払例の残価は2026年4月~2026年9月契約時の条件です。残価や実質年率などは変更される場合があるため、契約時は日産公式の残価設定型クレジットや販売店で最新条件を確認してください。
見積書では車両価格以外の項目も確認しよう
ここまで計算しても、実際の支払額は販売店でもらう見積書を見なければ確定しません。見積書を受け取ったら総額だけを見るのではなく、何が追加されてその金額になっているのかも確認してみてください。
- メーカーオプション
- ディーラーオプション
- 税金
- 自賠責保険
- 登録や車庫証明の費用
- リサイクル料金
- 手続き代行費用
- ボディコーティング
- メンテナンス商品
- 延長保証
- ローンを利用する場合の手数料
同じXやGでも、ここが違えば最終的な見積総額は大きく変わります。
また、値引き額は販売会社、地域、時期、下取り車、オプション内容などによって変わります。
この記事の試算には値引きを入れていません。
「○万円引いてもらえるはず」と最初から差し引くより、まず公式価格を基準に予算を考え、実際の商談で最終金額を確認する方が分かりやすいです。
購入後に必要な維持費は乗り出し総額とは別に考える
この記事で見てきたのは、エクストレイルを購入して納車されるまでに必要になる費用です。車を所有し始めると、ここからさらに毎年の維持費がかかります。
購入後には、任意保険、ガソリン代、自動車税、車検、メンテナンス、タイヤ、駐車場などの費用も必要になります。
これらまで購入時の乗り出し総額に混ぜると分かりにくくなるため、別に考えた方がよいでしょう。
購入後に年間いくら必要になるのかは、T33エクストレイルの年間維持費はいくら?税金・車検・燃料代も含めて解説で詳しく整理しています。
まとめ|T33エクストレイルは車両価格だけで予算を決めない
最後に、2026年9月現在のT33エクストレイルの価格と、購入予算を考えるときに押さえておきたいポイントをまとめます。
- X 2WD:4,092,000円
- X e-4ORCE:4,389,000円
- X e-4ORCE・7人乗り:4,521,000円
- G 2WD:4,653,000円
- G e-4ORCE:4,950,000円
XからGにすると56万1,000円、2WDからe-4ORCEにすると29万7,000円、X e-4ORCEの5人乗りから7人乗りにすると13万2,000円上がります。
ただし、本当に見るべきなのは車両価格だけではありません。
ナビやドラレコ、ETC、カーペットなどを付ければ数十万円増えますし、そのほかに税金、自賠責、登録諸費用、リサイクル料金も必要です。
500万円前後で考えるならX系は比較的検討しやすい一方、Gはオプション次第で500万円を超えやすく、G e-4ORCEは車両本体だけで495万円です。
エクストレイルを検討するときは、カタログに載っている車両価格だけを見るのではなく、自分が欲しい装備を入れた最終見積額で比べることが大切です。


