柴犬子犬の餌の量と食事回数

柴犬の子犬の餌の量と食事回数

※当サイトは、アフィリエイト広告を利用しています。

「うちの子にはすくすく元気に育って欲しい」・・・飼い主さんなら当然の願いですよね。

 

そこで、「柴犬の子犬には、どれくらいの餌の量をあげたらいいんだろう?」「1日の食事回数はどれくらいがベストだろう?」そんなふうに疑問に思われたことないですか?

 

餌の量や食事回数が多過ぎると「肥満」に、逆に少ないと栄養失調やワンちゃんのストレスになってしまいます。今回は愛犬の食事量、食事回数についてみていきましょう。

 

 

 

柴犬子犬の餌の量と回数

育ち盛りの子犬にとっての最適な餌の量と1日の食事回数について表にまとめましたので参考にしてください。なお、表はあくまで目安ですので、ドッグフードに1日当たりの量が記載されている場合は、その量に従って与えてあげましょう。

 

月齢 1日の餌の目安量 1日の食事回数
月齢生後2ヶ月~3ヶ月 約145g 3~5回
生後4ヶ月~5ヶ月 約165g 3~5回
生後6ヶ月~7ヶ月 約180g 2~3回
生後8ヶ月~9ヶ月 約165g 2~3回
生後10ヶ月~12ヶ月 約155g 2~3回

 

一般的に生後5カ月までの子犬の食事回数は、1日に3~5回が推奨されています。生後半年以降は1日2~3回が適切です。

 

柴犬の子犬には、できるだけ栄養価が高い全年齢対応フード(子犬用フード)を与えてあげましょう。また、毎日体重を測って、ワンちゃんにとって最適な餌の量をあげれるように頑張ってくださいね。

 

子犬の餌の量は毎食同じ量でいいの?

A: 各食事ごとに同じ量を与えるのではなく、一日の目安量を適切に分けて与えてあげてください。

 

1日に必要な食事量の計算方法

柴犬の子犬の餌の量は、成長度合いや体重、活動レベルによって調整してあげるのがベストです。そこで、1日に必要な食事量は次の計算式で出た数量を目安にしましょう。

 

1日に必要な食事量の計算式
DER(kcal)÷フードカロリー(kcal/100g)×100=1日に必要な食事量

DER(1日あたりのエネルギー要求量)=RER(kcal)×活動係数

RER(安静時エネルギー要求量)=(体重×30+70)

年齢別活動係数
生後3カ月まで:3.0
生後4~9カ月):2.5
生後10カ月~1歳:2.0

 

(例)生後4カ月で体重3kg・フードカロリー300kcal/100gの場合、以下の計算式により1日に必要な食事量は約133gとなります。

RER=3×30+70=160
DER=160×2.5(活動係数)=400
400(DER)÷300(kcal)×100=約133g/日

 

計算するときの『犬の体重』は、ワンちゃんのベスト体重で計算するのがポイントです。

 

ただし、計算時にかなりの肥満状態だと、ベスト体重との差が大き過ぎて、食事量が少な過ぎてしまうことになるので注意しましょう。

 

いっきに減らすのではなく、ベスト体重に徐々に近づけるよう、計算式に入れる『犬の体重』を調整してあげてください。

 

1日に必要なカロリーの計算方法

1日に必要な餌の量、食事回数が分かったとしても、ドッグフードによってカロリーが違うので、1日に必要なカロリーが気になるところですよね。そこで、ここでは1日に必要なカロリーの出し方をご紹介します。

 

1日に必要なカロリーの計算式
(体重×30+70)× 指数 = 摂取カロリーKcal/日
指数
生後4カ月まで:3.0
生後4カ月~1歳:2.0

 

(例)生後4カ月で体重3kgの場合、以下の計算式により1日に必要なカロリー量は320Kcalとなります。

(3×30+70)×2.0(指数)=320Kcal/日

 

餌の量が多い少ない場合のリスク

餌の量が多いとどうなる?

「もっとゴハンが欲しいよ~」と愛犬に見つめられると、ついついエサをあげたくなってしまいます。ですが、ワンちゃんが食べ過ぎてしまうリスクを考えると、そこはグッと堪えて欲しいところです。

 

餌の量が多いとどんなリスクがあるのか?についてみていきましょう。

 

  • オーバーウェイトや骨格の異常などの整形外科疾患を引き起こすリスク

過剰なカロリー摂取により成長が速くなり、成犬になった際に肥満になる可能性があります。肥満は関節や心臓などの負担を増やし、将来的に高血圧や心臓病のリスクが起こることはもちろん、運動能力や生活の質が低下する可能性があります。

 

  • 消化器系に負担がかかり、消化不良や下痢、腹痛などの消化器疾患のリスクが高まる

過食により消化不良や胃液の逆流が引き起こされるリスクがあります。胃液が逆流すると、胃の酸が食道に侵入し、胃酸の刺激による炎症や潰瘍を引き起こす可能性があります。

 

  • 糖尿病のリスクが高まる

過剰なエネルギー摂取により、体内の血糖値が上昇し、膵臓がインスリンを分泌しても十分に対応できなくなることがあります。結果として、血糖値が上昇したままになり、糖尿病を引き起こす可能性があります。

 

  • 興奮しやすくなるリスク

過剰なエネルギーが蓄積されると、子犬は興奮し、暴れる行動をとることがあります。他の子犬や人に対して攻撃的な態度をとることもあります。

 

  • 社交性がなくなるリスク

食事量が多い子犬は、食事にばかり集中し、他の子犬や人との社会的な関わりが不足する場合があります。食への執着心が強くなることで、遊びや運動、訓練などの社会化活動が疎かになります。これにより、子犬は他の子犬や人との関係性を築くことが難しくなります。

 

以上考えられるリスクを挙げてみました・・・あなたの可愛い愛犬がツライ思いをしないように、健康や将来のことを考えて、エサの与えて過ぎにならないようにしてくださいね。

 

餌の量が少ないとどうなる?

餌の量が少ないと、子犬の体重が増えず、成長が遅くなることが懸念されます。また、餌不足により栄養が不足すると、身体的な発達や免疫力の低下、元気がなくなるなどの問題が生じる可能性があります。

 

さらに、餌の量が少ないことで、ワンちゃんの行動にも次のような変化が起こります。

 

  • 食欲がなくなる:食欲が低下し、元気がなくなる傾向があります。また、食事中に食べ残しをすることも多くなります。

 

  • 賢さと活発さがなくなる:賢さや活発さが低下し、行動パターンが変化することがあります。

 

  • 社交性がなくなる:人や他の犬との社交性が低下します。

 

上記、エサの量が多過ぎた場合のリスク、少な過ぎた場合のリスクを考えると、少々面倒でも、ワンちゃんに合った適量のエサを与えてあげることの重要性がお分かりいただけたと思います。

 

子犬の餌の量を変更する時の注意点

子犬の成長に伴って餌の量を変更する場合の注意点についてみていきましょう。

 

  • ゆっくりと変更を行う

餌の量を変更する際は、急激な変化は避けるようにしましょう。子犬の胃腸はまだ発達途中であり、急激な餌の量の変化は消化不良や下痢の原因となる可能性があります。少しずつ餌の量を増減させることで、子犬の体に負担をかけずに適切な餌の量に変更していきましょう。

 

  • 体重を管理する

子犬の体重は日々変動するため、定期的に体重を計測しましょう。体重の変化を把握することで、適切な餌の量を調整する目安とすることができます。飼い主さん自身で体重を管理するだけでなく、定期的に獣医師の診察を受けることをおすすめします。

 

  • 成長段階によって量を調整する

子犬の成長段階によって、必要な餌の量も異なります。生後2カ月から6カ月までは、1kgの体重に対して1日に必要なドライフードの量は約50〜100gとされています。成長に合わせてこの量を参考にしながら、必要に応じて増減させましょう。

 

  • 獣医師のアドバイスを受ける

子犬の健康状態や成長には個体差があります。獣医師に相談し、子犬の体調や成長に合わせて適切な餌の量を確認しましょう。獣医師は専門家として最適なアドバイスを提供してくれるので安心です。

 

子犬の餌の量を変更するタイミングはいつ?

A: 生後2カ月から6か月まで増やしていきます。その後は成長が緩やかになるため、様子を見ながら餌の量を調整してあげるのがベストです。

 

子犬の餌の量が適切かどうか見分ける方法

目安表や計算式を利用することで、おおよその食事量や食事回数を決めることはできます。しかし、それでもワンちゃんによっては、その基準が合わないということもあります。

 

なぜなら、同じ体重や年齢の犬でも、運動量やその他の要因によって、必要なエネルギー量に違いが生まれるからです。そこで、与えたエサの量が適切だったかどうか?を判断してあげることも必要になってきます。

 

私がおすすめするのは、次の3つの方法です。いずれも簡単ですので、ぜひ活用してみてください。

 

子犬のうんちを確認する

愛犬のうんちの状態を見てみる
うんちが『やわらかい』 → エサの量が多い

うんちが『かたい』 → エサの量が少ない

なお、ワンちゃんのうんちの状態の良し悪しは、餌の量だけではなく、餌の質や内容物、ワンちゃんの体調も関係しているので、一概にすべてエサが原因とは言い切れないので、じっくり愛犬の様子を観察してあげてください。

 

月齢別平均体重と比較する

体重は、餌の量が適切かどうかを確認する重要な指標になります。ワンちゃんの体重を計り、月齢別平均体重(下記表参照)を超えていないかどうかを確認しましょう。

 

月齢 平均体重
生後2ヶ月 1.8kg
生後3ヶ月 2.4kg
生後4ヶ月 3.5kg
生後5ヶ月 4.5kg
生後6ヶ月 5.4kg
生後7ヶ月 5.5kg
生後8ヶ月 5.9kg
生後9ヶ月 6.2kg
生後10ヶ月 6.8kg
生後11ヶ月 7.3kg
生後12ヶ月 7.6kg

 

上記表に照らし合わせて、ワンちゃんの体重が平均体重を大きく上回る場合は、食事量を見直す必要があります。

 

また、体重が適正だったとしても、脂肪が多くて肥満体系の場合もあります。その場合は、ワンちゃんの肉付き状態を目視して、餌の量が適切かどうか判断するようにしましょう。

 

肉付き状態を確認する

実際の肉付きの見た目と、手で触った感触で餌の量が適切かどうか判断します。

 

確認方法
  • 上から見たときの肉付き状態はどうか?
  • 横から見たときの肉付き状態はどうか?
  • 手で触って肋骨が分かる感触があるか?
  • 上から見たときに腰のくびれがあるか?
  • 横から見たときにお腹がキュッと上に上がっているか?

 

 

見た感じの肉付き状態と、手で触った感触で「痩せすぎ」「痩せ気味」「適正」「太り気味」「太り過ぎ」を判断して、食事量を調整してあげると良いでしょう。

 

まとめ

柴犬の子犬の餌の量を正しく管理することは、健康な成長において非常に重要です。以下に、柴犬の子犬の餌の量に関する要点をまとめました。

 

  • 成長に合わせて餌の量を調整し、適切な栄養を摂取できるようにしてあげる。
  • 1日に必要な食事量、食事回数、カロリー数を超えないようにしてあげる。
  • 食事量を変更する場合は、ゆっくりと変更してあげる。
  • 子犬の体重は日々変動するため、定期的に体重を計測してあげる。

 

愛犬の健康と長生きのために、子犬の頃から成長に合わせて餌の量を適切に調整してあげてくださいね。最後に、柴犬の子犬におすすめのドッグフードをご紹介しておきます。

 

柴犬子犬におすすめのドッグフード

柴犬の子犬に適したドッグフードを選ぶ際には、以下のポイントに注意することが大切です。

 

柴犬の子犬のドッグフードを選ぶポイント
  1. 成長期に適した栄養バランス: 子犬は成長期にあるため、タンパク質、ビタミン、ミネラルなどの栄養素をバランスよく摂取できるドッグフードを選ぶことが重要です。
  2. 原材料の品質: 高品質な原材料を使用しているドッグフードを選ぶことが望ましいです。肉や魚が主原料となっているものや、添加物や人工着色料が含まれていないものを選びましょう。
  3. 獣医師の推奨: 柴犬の子犬に最適なドッグフードを選ぶ際には、獣医師のアドバイスを受けることもおすすめです。獣医師は柴犬の特性や成長についての専門知識を持っているため、適切なアドバイスをしてくれます。

 

上記ポイントを考慮したうえでおすすめなのが、次のドッグフード2点です。

 

『モグワン』も『カナガン』もどちらも「食いつきが全然違う!」と評判のドッグフードですので、まだお試しになられていない場合はこの機会にぜひ試してみてください。