T33エクストレイルを購入しようとすると、「故障は多くない?」「e-POWERは壊れやすくない?」と気になる方もいると思います。
すでに乗っている方なら、警告灯や見慣れないメッセージが出て、「これって故障?」「リコールの対象では?」と調べているかもしれません。
まず結論からいうと、今回確認した日産や国土交通省の公表資料では、T33エクストレイルが他車より故障の多い車だと判断できるデータは確認できませんでした。
ただし、T33/SNT33を対象としたリコールは実際に公表されています。
特に2025年には発電用モーター、2026年にはリチウムイオンバッテリーコントローラについて、条件によっては走行できなくなるおそれがあるリコールが届け出られています。
この記事では2026年9月29日時点の情報をもとに、
- T33は本当に故障が多いのか
- どんなリコールが出ているのか
- 自分のエクストレイルが対象か調べる方法
- 警告や異常が出たときにどうすればよいのか
- 中古T33を買うときに何を確認したいか
を整理します。
なお、「故障」「不具合」「リコール」は同じ意味ではありません。
1台の車で起きた故障と、メーカーが正式に届け出たリコールは、分けて考えた方がよいです。
ネット上で同じような症状が報告されているだけで、「T33の持病」「よく壊れる」と決めつけることもできません。
T33エクストレイルには公式リコールが複数ありますが、それだけを根拠に「故障が多い車」とは判断できません。気になる症状がある場合は、ネット上の事例だけで原因を決めず、自分の車がリコール対象か確認したうえで日産販売店へ相談してください。
T33エクストレイルは故障が多い車なのか
T33エクストレイルには複数のリコールが出ています。
ただ、それだけで「T33は故障が多い」とは言い切れません。
リコールがあることと「故障が多い」は同じではない
リコールの対象台数を見ると、「こんなに多いのか」と不安になるものもあります。
たとえば2026年6月に届け出られたリチウムイオンバッテリーコントローラのリコールでは、T33が11,211台、SNT33が83,533台で、合計94,744台が対象とされています。
ただし、94,744台で実際に故障が起きたという意味ではありません。
不具合が起こる可能性のある条件に該当する車両を、メーカーがリコール対象として設定した台数です。
反対に、掲示板やSNSで故障したという投稿を何件か見つけても、それだけではT33全体の故障率は分かりません。
「T33は他のSUVより故障率が高い」と判断するには、比較できる母数と故障件数が必要です。
今回確認した日産や国土交通省の公表資料では、そこまで判断できるデータは確認できませんでした。
公式に確認できるリコールはきちんと見る。ただし、それだけで「壊れやすい車」とは決めつけない。
T33の故障については、このくらいの距離感で見るのがよいと思います。
T32以前の故障情報をT33へそのまま当てはめない
エクストレイルの故障について検索すると、T32やそれ以前の世代の情報もかなり出てきます。
特に旧型のCVTに関する故障情報を見かけることがありますが、T33はe-POWERを採用しており、仕組みが違います。
古いエクストレイルで起きた問題をそのまま、
「エクストレイルだからT33でも起こる」
と考えるのは適切ではありません。
故障やリコールを調べるときは、まずT33/SNT33の話なのかを確認したいところです。
T33のe-POWERがどのように発電してモーターを動かしているのかは、T33エクストレイルのe-POWERの仕組みで詳しく整理しています。
T33エクストレイルで確認されているリコール
2026年9月29日時点で、日産公式情報からT33/SNT33が対象に含まれるものとして確認できた主なリコールをまとめると、次のようになります。
| 公表日 | 対象部分 | 主な内容 | 届出番号 |
|---|---|---|---|
| 2024年5月30日 | NissanConnectナビ | ナビが正常に作動せず、カメラ映像が表示されない場合がある | 5483 |
| 2025年2月13日 | アダプティブLEDヘッドライト | 先行車や対向車がいる部分をハイビームで照らすおそれがある | 5614 |
| 2025年9月11日 | 発電用モーター | e-POWER警告が出て発電できなくなり、走行不能となるおそれがある | 5714 |
| 2025年11月6日 | ヘッドランプ | 光軸が保安基準を満たしていないおそれがある | 5733 |
| 2026年6月26日 | リチウムイオンバッテリーコントローラ | EVシステム警告や出力制限が起こり、走行不能となるおそれがある | 5834 |
それぞれ内容がかなり違うので、順番に見ていきます。
2026年|リチウムイオンバッテリーコントローラのリコール
2026年6月26日に公表されたのが、リチウムイオンバッテリーコントローラに関するリコールです。届出番号は5834です。
日産によると、リチウムイオンバッテリーコントローラの制御プログラムが適切でないため、本来必要のない異常判定をする場合があります。
その場合、
EVシステムの警告メッセージが表示される
→ 駆動モーターの出力が制限される
→ 最悪の場合は走行中に駆動モーターへの出力が止まり、走行できなくなる
おそれがあります。
改善方法は、リチウムイオンバッテリーコントローラの制御プログラムを対策済みのものへ書き換えることです。
T33/SNT33の対象範囲は次のとおりです。
| 型式 | 車台番号の範囲 | 製作期間 | 対象台数 |
|---|---|---|---|
| 6AA-T33 | T33-000102~T33-025493 | 2022年5月10日~2026年1月26日 | 11,211台 |
| 6AA-SNT33 | SNT33-000107~SNT33-117759 | 2022年4月20日~2026年2月3日 | 83,533台 |
| 合計 | ― | ― | 94,744台 |
合計94,744台です。
今回のリコールは、リチウムイオンバッテリーを管理するコントローラの制御プログラムが対象です。駆動用バッテリーそのものの寿命や通常の劣化を意味するものではありません。
ここは少し分かりにくいところですが、駆動用リチウムイオンバッテリーそのものが劣化したり、寿命を迎えたりするリコールではありません。
問題になっているのは、バッテリーを管理するコントローラの制御プログラムです。
駆動用バッテリーの寿命や交換費用とは、別の話です。
2025年|発電用モーターのリコール
2025年9月11日には、e-POWERの発電用モーターについてリコールが公表されています。届出番号は5714です。
原因は、発電用モーター内部のステータコアに使われる絶縁材(ワニス)の塗布量管理です。
一部でワニスの量が少ないものがあり、絶縁不良が起きる可能性があります。
そのまま使用すると絶縁抵抗値が低下し、
e-POWERシステム警告灯が点灯
→ 警告メッセージが表示
→ 発電用モーターが発電を停止
→ EVバッテリーへ電力を供給できない
→ 走行できなくなる
おそれがあります。
対策は発電用モーターのシリアル番号を確認し、対象であれば対策品へ交換するものです。
対象範囲は次のとおりです。
| 型式 | 車台番号の範囲 | 製作期間 | 対象台数 |
|---|---|---|---|
| 6AA-T33 | T33-000202~T33-001496 | 2022年8月1日~2023年3月1日 | 774台 |
| 6AA-SNT33 | SNT33-000248~SNT33-016113 | 2022年7月1日~2023年3月1日 | 8,423台 |
| 合計 | ― | ― | 9,197台 |
合計9,197台です。
比較的初期に製造されたT33/SNT33が対象になっています。
ただし、日産は「掲載されている車台番号の範囲には対象ではない車両も含まれる」としています。
自分の車台番号がこの範囲に入っていても、その場で対象車だと決めつけず、日産公式の検索で確認してください。
2025年|アダプティブLEDヘッドライトのリコール
2025年2月13日には、アダプティブLEDヘッドライト装着車についてリコールが公表されています。届出番号は5614です。
これは「ヘッドライトが点灯しなくなる」という内容ではありません。
アダプティブLEDヘッドライトのコントロールモジュールで、制御プログラムが適切でないことが原因です。
周辺車両を正しく検知できない場合があり、先行車や対向車がいる部分を本来ロービームで照らすところ、ハイビームで照射してしまうおそれがあります。
改善方法は制御プログラムの修正です。
対象となるのは、
- SNT33:3,015台
- T33:262台
の合計3,277台で、いずれもアダプティブLEDヘッドライト装着車です。
ヘッドライト関連のリコールではありますが、「T33はヘッドライトが壊れやすい」という話とは違います。
2025年|ヘッドランプ光軸のリコール
2025年11月6日にもヘッドランプ関連のリコールが出ていますが、先ほどのアダプティブLEDヘッドライトとは別の問題です。
こちらは生産工場の完成検査でヘッドランプの検査が適切に行われておらず、光軸が保安基準を満たしていない可能性があるという内容です。
改善方法は光軸を点検し、基準を満たしていない場合に調整します。
T33/SNT33では、
- T33:7台
- SNT33:5台
の合計12台が対象です。
車を使っているうちにヘッドライト部品が故障したという話ではなく、完成検査に関するリコールです。
2024年|NissanConnectナビ・カメラ表示のリコール
2024年5月30日には、NissanConnectナビに関するリコールが公表されています。届出番号は5483です。
ナビゲーションコントロールユニットの制御プログラムが適切でないため、ナビが正常に作動せず、直前直左確認用のカメラ映像が表示されない場合があります。
T33/SNT33では、
- SNT33:25,673台
- T33:2,273台
の合計27,946台が対象です。
日産のリコール説明には、車種によってはe-POWERシステムなどが始動できなくなる可能性も書かれています。
ただし、このCANゲートウェイ側の対策対象として日産が挙げているのはFE0型とC28型で、T33ではありません。
そのため、この2024年のリコールを「T33でe-POWERが始動できなくなるリコール」と説明するのは適切ではありません。
自分のT33がリコール対象か確認する方法
ここまで対象車台番号も載せましたが、実際に自分の車が対象かどうかは、車台番号の範囲だけで判断しない方が確実です。
まず車検証の車台番号を確認する
車検証には車台番号が記載されています。
ただし日産は、リコール情報に掲載されている「対象車が含まれる車台番号の範囲」の中にも、実際にはリコール対象ではない車両が含まれる場合があると案内しています。
また、製作期間と購入した時期も同じではありません。
たとえば「2023年に買ったから、このリコールだろう」と購入年月だけで判断するのも避けた方がよいでしょう。
日産公式の車台番号検索を使う
一番分かりやすいのは、日産公式のリコール・改善対策・サービスキャンペーン対象車の検索です。
車検証にある車台番号を入力すると、自分の車が対象か確認できます。
ここで確認できるのはリコールだけではありません。
- リコール
- 改善対策
- サービスキャンペーン
も対象です。
なお、2026年4月1日からは、リコール・改善対策・サービスキャンペーンを実施した車両へのシール貼り付けやペイントによる表示が廃止されています。
現在は日産公式の検索ツールで「実施済」の表示を確認できますが、届出時期や修理した時期によって表示条件が異なるため、分からない場合は日産販売店へ確認してください。
中古車を買う場合にも覚えておきたい確認方法です。
リコール修理に費用はかかる?
リコール対象車であれば、リコールの点検や修理そのものに費用はかかりません。
日産も、リコールを国土交通省に届け出て対象車を無料で修理する制度として説明しています。
ここは通常の故障修理とは別に考えます。
たとえば新車保証が切れている車でも、未実施のリコール対象であれば「保証期間が過ぎたからリコール修理も有料」という話にはなりません。
反対に、リコール対象外の通常故障まで無料で修理してもらえるわけではありません。
リコールなのか、通常の保証修理なのか、保証対象外の修理なのかで扱いは変わります。
こんな症状が出たら日産販売店へ相談したい
ネットでT33の症状を調べている方の中には、すでに警告や異常が出ている方もいると思います。
症状が似ていても、原因まで同じとは限りません。
e-POWERシステムやEVシステムの警告が表示された
2025年の発電用モーターのリコールではe-POWERシステム警告、2026年のリチウムイオンバッテリーコントローラのリコールではEVシステム警告が想定されています。
ただし、
e-POWERシステム警告が出た=発電用モーターのリコール
あるいは、
EVシステム警告が出た=2026年のリコール
と判断することはできません。
T33の取扱説明書では、e-POWERシステム警告灯はモーターや高電圧システムなどに異常が発生した場合に点灯するとされています。
点灯した場合は、すみやかに安全な場所へ停車し、日産販売会社へ連絡するよう案内されています。

走行に関わる警告が出たときは、ネット検索を続けながら無理に走行しないでください。
安全な場所へ停車し、取扱説明書を確認したうえで、日産販売店やロードサービスへ相談してください。
まず安全を確保し、その後で車台番号からリコール対象か確認する方がよいでしょう。



同じ「EVシステム警告」でも、原因まで同じとは限りません。警告表示だけを見て「このリコールだ」と決めつけないようにしましょう。
走行中に出力が落ちた・走行できなくなった
アクセルを踏んでも速度が上がらない、e-POWERシステムに関する警告と一緒に出力が制限された、といった場合は無理に走り続けないことが大切です。
T33の取扱説明書でも、e-POWERシステムに異常が起きて走行中に出力が停止または制限された場合は、すみやかに安全な場所へ停車して日産販売会社へ連絡するよう案内されています。
車が動かせない場合は、ロードサービスなどを利用してください。
e-POWERには高電圧部品も使われています。
原因を探そうとして自分で分解するのは避けましょう。
ヘッドライトの動きがおかしい
「対向車がいるのにハイビームが切り替わらない気がする」「ライトの照らす方向がおかしい」と感じる場合も、販売店へ相談した方が安心です。
2025年にはアダプティブLEDヘッドライトの制御プログラム、別件でヘッドランプ光軸についてリコールが出ています。
ただし、ヘッドライトの違和感があったからといって、必ずこのリコールが原因とは限りません。
まず自分の車が対象なのかを確認してください。
ナビやカメラ映像が正常に表示されない
NissanConnectナビが正常に動かない、車両周辺を確認するカメラ映像が表示されないという場合は、2024年のリコール対象かどうか確認してみる価値があります。
ただし、ナビやカメラの不調にもさまざまな原因があります。
社外電装品を取り付けている場合などは条件も変わるため、「画面が映らないからリコール」と決めつけず、販売店へ症状を伝えて確認してください。
テレビキャンセラーを取り付けた後に起きた症状については、車両そのものの故障とは分けてT33のテレビキャンセラーで起きる不具合と機能制限で整理しています。
警告が出ても故障とは限らない
T33では、メーターに何らかの警告が表示されたからといって、すべてが車両故障というわけではありません。
ここは意外と大切です。
運転支援機能が一時的に停止することもある
たとえばインテリジェント エマージェンシーブレーキでは、
- フロントガラスが汚れていてカメラの視界が遮られている
- 前方から強い光を受けている
- 炎天下などでカメラが高温になっている
といった条件でも、一時的に作動しなくなり警告が表示されます。
室温が下がるなど、条件が解消すると復帰する場合もあります。
ほかの運転支援機能についても、使用条件から外れたりカメラが高温になったりしたことで一時停止する場合があります。
つまり、
警告表示が出た=部品が壊れた
とは限りません。
ただし、再始動しても警告が消えない、何度も繰り返す、走行に影響が出ている場合は、取扱説明書を確認したうえで日産販売店に相談した方がよいでしょう。



警告が一度出たから「故障」、一度消えたから「問題なし」とも言い切れません。繰り返す場合は、表示されたメッセージを撮影して販売店に見せると状況を伝えやすいです。
ネットで見かけるT33の不具合情報はどう考える?
価格.comやSNSなどを調べると、T33で警告が表示された、始動できなかった、電装系の動作がおかしかったといった投稿を見かけることがあります。
実際に同じ症状で困っている人にとって、こうした体験談は参考になります。
ただ、口コミを見るときには注意も必要です。
同じ警告でも原因が同じとは限らない
投稿だけでは、
- どの年式なのか
- T33かSNT33か
- リコール対象車なのか
- どんな装備が付いているのか
- 社外電装品を取り付けているのか
- 販売店で最終的に何が原因と診断されたのか
まで分からないことがあります。
「自分と同じ警告が出ている人がいた」ことと、「原因まで同じ」ことは別です。
ネット上の体験談は参考にはなりますが、それだけで故障の原因までは分かりません。
「持病」「多発」とまでは判断できない
数件の投稿が見つかると、「T33ではこの故障が多いのでは?」と思ってしまいます。
ただ、何台中何台で起きたのか分からなければ、実際の発生率は分かりません。
そのため、実際にどれくらいの車で起きているのか分からない症状を、
「T33の持病」
「よくある故障」
「多発している」
と決めつけるのは避けたいところです。
公式に出ているリコールと、ネット上の不具合報告は分けて見た方が分かりやすいです。
中古のT33エクストレイルを買うならリコール対応歴を確認する
中古でT33を探している方は、価格や走行距離だけでなく、リコールへの対応状況も確認しておきたいところです。
特に初期のT33/SNT33では、2025年の発電用モーターのリコール対象に含まれる可能性があります。
また2026年のリチウムイオンバッテリーコントローラのリコールは対象製作期間が広いため、比較的新しい中古車でも、念のため確認しておきたいところです。
車台番号から対象か確認する
購入候補車の車台番号が分かるなら、日産公式の検索で対象案件を確認できます。
ただし中古車販売店に掲載されている年式だけでは、対象かどうかを確定できません。
車台番号が分からない段階なら、販売店へ、
「この車は未実施のリコールがありますか?」
と聞いてみるのが早いでしょう。
販売店にリコール対応済みか確認する
リコール対象だったとしても、すでに対策済みなら状況は変わります。
中古車を購入するときは、
- リコール対象か
- すでに作業済みか
- 未実施なら納車前に対応できるか
を確認しておくと分かりやすいです。
2026年4月1日以降は、対象となる案件について日産公式の車台番号検索に「実施済」と表示される仕組みになっています。
古い案件などで判断できない場合は、販売店にも確認しておくと確実です。
過去に警告が出たというだけで故障車とは判断しない
整備記録に警告や修理履歴があった場合も、それだけでその車を避けるべきとは限りません。
原因を特定して部品交換やプログラム更新が済んでいる可能性もあります。
大切なのは、
何が起きたのか、原因は何だったのか、必要な対応が終わっているのか
を確認することです。
通常の故障は保証で修理できる?
リコールではない通常の故障では、日産のメーカー保証が使える場合があります。
日産の新車保証には一般保証と特別保証があり、基本的な保証期間は次のとおりです。
| 保証区分 | 基本的な保証期間 |
|---|---|
| 一般保証 | 新車登録から3年、または走行距離6万kmまでの早い方 |
| 特別保証 | 新車登録から5年、または走行距離10万kmまでの早い方 |
一般保証はエアコンやカーナビなど、特別保証は「走る・曲がる・止まる」といった基本性能に関係する部品が主な対象です。
ただし、
保証期間内なら、どんな故障でも無条件で無料修理になるわけではありません。
故障した部品や使用状況、整備状況などによって扱いが変わります。
実際に保証が使えるかどうかは、日産販売店で確認してください。
また、駆動用リチウムイオンバッテリーの寿命や劣化、保証、交換費用については話が広くなるため、この記事では詳しく扱いません。
T33の故障・リコールが気になったときは、この順番で確認しよう
T33エクストレイルには、発電用モーターやリチウムイオンバッテリーコントローラなど、実際にリコールが公表されている部分があります。
だからといって、T33を「故障が多い車」「e-POWERは壊れやすい」と一括りにするのも違います。
気になる症状が出たときは、まずメーターに表示された警告内容を確認してください。
走行中にe-POWERシステムの停止や出力制限など、安全に関わる警告が出た場合は無理に走り続けず、安全な場所へ停車して日産販売店やロードサービスへ相談します。
そのうえで、車検証の車台番号を使い、日産公式サイトでリコール・改善対策・サービスキャンペーンの対象になっていないか確認します。
対象外だったとしても、警告が消えない、同じ症状を繰り返す、走行に影響がある場合は販売店で点検してもらった方が安心です。
中古のT33を購入する場合も同じで、年式だけで判断せず、車台番号とリコール対応状況を確認しておくことをおすすめします。
ネット上の故障事例は参考になりますが、同じ症状でも原因が同じとは限りません。
公式に確認できる事実とユーザーの体験談を分けて見ること。
これがT33エクストレイルの故障や不具合について、不必要に心配しすぎず、必要な対応を見逃さないための一番大切なポイントだと思います。

