キャンプ道具やスキー用品を積みたいけれど、エクストレイルの荷室だけでは足りない。そんなときに候補になるのが、ルーフキャリアやルーフボックスです。
T33エクストレイルには、ルーフレール付き車だけでなく、ルーフレールがない車にも対応するベースキャリアがあります。
ただし、「T33対応」と書かれている商品なら何でも取り付けられるわけではありません。
まず見ておきたいのが、自分のエクストレイルにルーフレールが付いているかどうかです。ルーフレールの有無によって、フットやバー、車種別の取付部品が変わります。
さらに、ルーフボックスを選ぶときは容量だけでなく、装着後の車高やリアゲートとの干渉、積載重量まで見ておく必要があります。
- 自分のT33にルーフレールが付いているか
- パノラミックガラスルーフ付き車か
- 欲しいキャリアが自分のルーフ仕様に正式適合しているか
この記事では、T33エクストレイルでルーフキャリアやルーフボックスを選ぶときに、どこを見れば失敗しにくいのか順番に紹介します。
T33エクストレイルはルーフレールの有無でキャリア選びが変わる
ルーフキャリアを探し始める前に、まず自分のT33の屋根を見てみてください。2026年10月時点の日産公式アクセサリーページでは、ルーフレール有車用とルーフレール無車用の両方にルーフキャリアパッケージが掲載されています。
まず自分のT33がルーフレール付きか確認する
T33のルーフレールは、屋根の左右に前後方向へ伸びているレールです。
ルーフレールが付いている車と、ルーフレールがない車では、ベースキャリアの固定方法が違います。
そのため、「エクストレイルT33対応」という商品名だけを見て購入するのは避けた方がいいです。
同じT33でも、ルーフレール付き用なのか、ルーフレールなし用なのかまで見ておきましょう。
現在確認できるTerzo・INNO・THULEの公式適合情報では、2025年のマイナーチェンジや2026年9月の一部仕様変更を理由に、T33のキャリア適合が別型番へ分けられた情報は確認できませんでした。ただし、用品側の適合は更新されることがあるため、購入するときはその時点のメーカー適合表をもう一度見てください。
ルーフレール付き車はレール対応のベースキャリアを選ぶ
ルーフレール付き車では、レールに対応するフットとバー、車種別の取付部品を組み合わせます。
たとえばTerzoでは、T33のルーフレール付き車について次の組み合わせを公式に案内しています。
| 部品・条件 | Terzoの適合例 |
|---|---|
| ベースフット | EF101A |
| フロントバー | EB92A/AB |
| リアバー | EB84A/AB |
| 取付ホルダー | DR27 |
| ベースキャリア装着時車高 | 約181.4cm |
| 積載重量目安 | 75kg |
| ルーフボックス/ラック装着時 | 80kg |
スクエアバーを使う場合はEF-DRX+EB2+DR27となり、ベースキャリア装着時の車高は約182.4cmです。詳しい部品構成や積載重量は、PIAA/Terzo公式のT33ルーフレール付き車適合情報で確認できます。
同じメーカーでも、バーの種類によって必要な部品や装着後の高さが変わります。
ルーフレールなし車も対応するベースキャリアがある
ルーフレールが付いていないからといって、ルーフキャリアを諦める必要はありません。
Terzoでは、T33のルーフレールなし車について次の適合情報を公開しています。
| 部品・条件 | Terzoの適合例 |
|---|---|
| ベースフット | EF100A |
| フロントバー | EB100A/AB |
| リアバー | EB92A/AB |
| 取付ホルダー | EH439 |
| キャリア装着時車高 | 約180.9cm |
| 積載重量目安 | 50kg |
| ルーフボックス/ラック装着時 | 70kg |
ルーフレール付き車とは、フットもバーも取付ホルダーも違います。詳しい組み合わせは、PIAA/Terzo公式のT33ルーフレールなし車適合情報で確認できます。
ネット通販などで「T33用」という部分だけを見ず、ルーフレールあり・なしまで一致しているか見てから注文しましょう。
トレイルまる「T33対応」と書いてあっても、ルーフレール付き用となし用では部品が違います。注文前にここは一度確認した方がいいです。
なお、日産公式アクセサリーではルーフレールなし車用のルーフキャリアパッケージが用意されています。今回確認した公式用品では、ルーフレールそのものを後付けする用品は確認できませんでした。
ルーフレールなし車なら、無理にルーフレールを後付けする前提で考えるより、最初からルーフレールなし車に合うベースキャリアを探した方が分かりやすいでしょう。
パノラミックガラスルーフ付き車は開閉にも注意する
パノラミックガラスルーフ付き車では、もう一つ注意したい点があります。
日産では、パノラミックガラスルーフ付き車にキャリアを装着している間は、安全のためガラスルーフを開閉できないと案内しています。
キャリアを装着している間は、パノラミックガラスルーフを開閉しないよう日産が案内しています。「取り付けられるか」だけでなく、取り付けた後にどう使えるのかまで知っておきましょう。
ルーフキャリアパッケージの適用グレードや注意事項は、日産公式「エクストレイル 外装アイテム」でも確認できます。
T33に合うベースキャリアはメーカーごとにセットで選ぶ
ルーフボックスやルーフラックを載せる前に必要になるのがベースキャリアです。初めて選ぶと少し分かりにくいのですが、ベースキャリアは一つの商品だけで完成するとは限りません。
- 車体へ固定するフットやステー
- 左右をつなぐバー
- 車種専用のホルダーやフック
ここで大切なのは、部品を一つずつ自己判断で選ぶのではなく、メーカーがT33用として案内している組み合わせでそろえることです。
Terzoはルーフレールの有無で必要な部品が変わる
先ほど見たように、Terzoではルーフレールが付いているかどうかで必要な部品が変わります。
ルーフレールなし車はEF100AとEH439を使う構成、ルーフレール付き車はEF101AとDR27を使う構成です。バーの型番も同じではありません。
「Terzoなら同じメーカーだから組み合わせられる」と考えず、メーカーの適合表に載っている組み合わせで選びましょう。
INNOもノーマルルーフとフラッシュレールで取付部品が変わる
カーメイトのINNOでも、T33のルーフ仕様によって使う部品が変わります。
カーメイトの公式取付調査では、ノーマルルーフ車はK896、フラッシュレール付き車はTR195で取り付け可能と案内されています。
K896についても、公式オンラインストアで2022年7月以降のエクストレイル用として掲載されています。
INNOも「T33ならこのバーを買えば終わり」ではありません。ステー・フック・バーまで含めて、自分の車に合う組み合わせを選ぶ必要があります。T33の取付調査は、カーメイト公式のエクストレイル取付情報で確認できます。
INNOでは、エアロベースフラッシュタイプの例として、XS300+TR195+XB100+XB93という組み合わせも案内されています。公式のINNO購入ガイドでは、この例の最大積載重量は60kg、ルーフボックス使用時は70kgとされています。
THULEではフラッシュレール車向けのT33用キットがある
THULEでは、Nissan X-Trailのフラッシュレール車向けとして「Kit 186137」が設定されています。
このキットはThule Evo Flush RailとThule Edge Flush Railに対応します。取扱説明書ではNissan X-Trail 5ドアSUVが対象車として掲載され、最大75kgとされています。
反対に、Kit 186137をルーフレールなし車へ使うものではありません。THULEを選ぶ場合も、購入前にTHULE公式「Kit 186137」で自分の車に合うか見ておきましょう。
日産のアクセサリーとTerzo・THULE・INNO、どれを選ぶ?
ここまで読むと、「結局どのメーカーを選べばいいのか」と迷うかもしれません。
私はメーカー名だけで決めるより、最終的にルーフへ何を載せたいのかから考えた方が選びやすいと思います。
日産販売店で相談しながら選べる用品もある
日産公式アクセサリーページでは、ルーフレール付き車となし車の両方に対応するルーフキャリアパッケージが掲載されており、適用グレードは「全車」と案内されています。
「自分のT33がどの仕様なのか分からない」「部品の組み合わせを自分で決めるのは不安」という人なら、日産販売店で車両を見てもらいながら相談する方法もあります。
社外品はボックスやラックの選択肢を広げやすい
Terzo、THULE、INNOは、ルーフボックスやラック、スキーキャリアなどを幅広く展開しています。
キャンプ用品を載せたいのか、スキー板を積みたいのか、旅行用のかさばる荷物を車外へ移したいのかで、必要な用品は変わります。
ベースキャリアだけを見るのではなく、その先に何を取り付けたいのかまで考えてメーカーを選ぶと分かりやすいです。



最初にメーカーを決めるより、何を載せたいかを先に決めた方が選びやすいです。キャンプなのか、スキーなのか、旅行用なのかで必要な用品も変わります。
メーカー違いの部品を自己判断で組み合わせない
注意したいのが、「バーの幅が合いそうだから付くだろう」と自己判断することです。
特にフット、車種別取付キット、バーについては、同じメーカー内でも指定された組み合わせがあります。
寸法が合って見えることと、走行中も安全に使えることは別です。メーカーをまたいで部品を使いたい場合も、その組み合わせをメーカーが対応品として案内しているか見てください。
ルーフボックスは容量より先にT33へ載せられるかを見る
ルーフボックスを探すと、300L、400Lといった容量が最初に目に入ります。
ただ、容量だけで選ぶと、「リアゲートが最後まで開かない」「思った以上に車高が高くなった」と後から困ることがあります。
- ベースキャリアへ固定できるか
- 前後バー間隔が対応範囲に入るか
- リアゲートへ干渉しないか
- アンテナなどへ干渉しないか
- 装着後の全高が高くなりすぎないか
- ボックス本体を含めて重量制限を超えないか
ボックス全長とリアゲートの開閉を見る
長いルーフボックスを後方へ寄せすぎると、リアゲートを開けたときにボックスと干渉する可能性があります。
だからといって、単純に「全長○cm以下なら大丈夫」と決めることもできません。ベースキャリアの取付位置と、ボックス側の固定位置によって前後位置が変わるためです。
バー間隔とボックスを固定できる範囲も見る
ルーフボックスには、取り付けられる前後バー間隔の範囲があります。
そのため、「エクストレイルほど大きいSUVなら載るだろう」とは判断できません。
ベースキャリアのバー位置と、ボックスを固定できる範囲の両方を見ておきましょう。
リアゲート干渉はボックス全長だけでは判断できない
THULEでは、リアゲートとの干渉を見る際、前側のベースキャリアバーの中心から、リアゲートを全開にしたときにルーフ側へ近づく位置までの距離を見る方法を案内しています。
つまり、同じ全長のルーフボックスでも、固定する位置やリアゲートを開けるために必要な余裕が違えば結果は変わります。
気になる製品を見つけたら、容量と外寸だけでなく、メーカーが示す取付位置や、リアゲートを最後まで開けるために必要な余裕まで見ておきましょう。測り方はTHULE公式「ルーフボックスは私のクルマに適合しますか?」が参考になります。
ルーフボックスは何Lくらいを選べばよい?
「T33なら何Lがおすすめ?」と考えたくなりますが、「T33なら○L」と一つに決めない方がいいです。何を載せるのかによって必要な容量や形が変わります。
家族旅行では何をルーフへ移したいか考える
家族旅行なら、車内で場所を取る着替えや寝具、軽いアウトドア用品など、何をルーフへ移したいのか考えてみてください。
普段はほとんど使わないのに最大級のボックスを選ぶと、車高や重量、外した後の保管場所で困ることがあります。
キャンプでは容量だけでなく重量にも注意する
キャンプ道具はかさばるので、ルーフボックスと相性がよい用途です。
ただし、大きなボックスに入るだけ荷物を詰めてよいわけではありません。
寝袋のような軽くてかさばる物と、飲料水や重い調理器具では、同じスペースを使っても重量が大きく違います。
「まだ隙間があるから入る」ではなく、重量も見ておきましょう。
車内へどの程度荷物を積めるのか先に知りたい方は、エクストレイルT33の荷室寸法も参考にしてください。
スキー・スノーボードは容量だけでなく長さを見る
スキー板やスノーボードを載せたい場合は、リットル表示以上に収納できる長さが重要です。
同じ容量でも、短く幅広いボックスと細長いボックスでは使い勝手が変わります。
また、ルーフボックスを使わず、スキー・スノーボード専用キャリアを使う方法もあります。Terzoではルーフレール付きT33に「SS113DR+DR27」の適合も案内されています。
冬にスキー場へ行く予定なら、T33エクストレイルのスタッドレスサイズとインチダウンの選び方も見ておくと、冬装備をまとめて考えやすくなります。
車中泊では車内から荷物を移せるのが便利
車中泊では、ルーフボックスの容量そのものより、寝るときに車内へ残したくない荷物をどれだけ移せるかで考えると選びやすくなります。
寝袋やキャンプ用品などをルーフへ移せれば、そのぶん寝るためのスペースを取りやすくなります。
T33のシートアレンジや段差、寝床づくりについては、エクストレイルT33の車中泊記事で詳しく解説しています。
ルーフボックスを付けるとT33の車高はどのくらい高くなる?
ルーフキャリアを買う前に、積載量と同じくらい見ておきたいのが車高です。普段使っている駐車場や自宅の車庫に入れなくなってから気付いても困ります。
ベースキャリアだけでも約181~182cmになる例がある
Terzo公式では、T33にエアロバーを付けた場合のキャリア装着時車高として、ルーフレールなし車で約180.9cm、ルーフレール付き車で約181.4cmと案内しています。
ルーフレール付き車にスクエアバーを使った場合は約182.4cmです。
これはまだルーフボックスを載せる前の高さです。その上にボックスが載れば、さらに車高が高くなります。
ボックス装着後の全高は製品ごとに変わる
ルーフボックスには薄型もあれば、高さのある大容量タイプもあります。
そのため、「T33にルーフボックスを付けると○○cmになる」と一律には言えません。
車両全高、ベースキャリアの取付高さ、ルーフボックスの形状からおおよその高さを考えたうえで、取り付け後は地面から最も高い部分まで実際に測っておくのが確実です。
立体駐車場では入口の高さ制限と実測値を比べる
「2m制限の駐車場なら入れる?」という疑問もあると思いますが、ルーフボックスの種類が分からない状態では判断できません。
見るべきなのは、実際に取り付けた後の全高と、その駐車場の高さ制限です。
自宅車庫だけでなく、普段利用する商業施設やホテル、機械式駐車場なども思い浮かべておきましょう。
T33そのものの全長・全幅・通常時の全高については、T33エクストレイルのサイズ・車幅と取り回しで詳しく解説しています。
T33のルーフには何kgまで載せられる?
ここは、数字を一つだけ見て決めないことが大切です。車両、ベースキャリア、ルーフボックスやラックには、それぞれ重量制限があるからです。
日産はT33のルーフレール耐荷重を約100kgと案内していますが、ルーフボックスへ荷物を100kg入れられるという意味ではありません。車両・ベースキャリア・ボックスやラックそれぞれの重量制限を見てください。
日産公式の数値は、日産FAQ「エクストレイル(T33型)ルーフレールの耐荷重」で確認できます。
ルーフレールの耐荷重とキャリアの積載重量は同じ数字ではない
たとえばTerzoのルーフレール付きT33用エアロバーでは、積載重量目安75kg、ルーフボックス/ルーフラック装着時80kgと案内されています。
ルーフレールなし車では50kg、ルーフボックス/ラック装着時70kgです。
THULE Kit 186137の取扱説明書では最大75kgとされています。
このように、メーカーや使うキャリアによって数字は変わります。
車両・ベースキャリア・ボックス、それぞれの重量制限を見る
実際に荷物を載せるときは、車両、ベースキャリア、ルーフボックスやラックの重量制限をそれぞれ見ます。
分かりやすく考えるなら、それぞれに上限があるため、一番厳しい条件を超えないようにすることが基本です。
ボックス本体の重さも忘れない
ルーフボックスは、空の状態でも重量があります。
ここで注意したいのは、メーカーが示す「最大積載荷重」と、ルーフボックスの中へ入れられる荷物だけの重量を同じ意味だと思わないことです。
THULEの安全規則では、ルーフ荷重を考える際に、ルーフラックの重量+ルーフボックスの重量+荷物の重量を合わせて考えるよう案内しています。
最終的に何kgまで荷物を入れられるのかは、実際に使うキャリアとボックスの取扱説明書を見て判断してください。THULEの考え方はTHULEルーフボックス安全規則でも確認できます。



大きなボックスは便利ですが、ボックス本体にも重さがあります。荷物を入れる前から重量を使っていることは忘れない方がいいです。
ルーフボックス・ルーフラック・スキーキャリアはどう使い分ける?
T33の屋根に荷物を載せる方法は、ルーフボックスだけではありません。何を載せたいのかによって、ルーフボックス・ラック・専用キャリアを使い分けます。
雨や雪から荷物を守りたいならルーフボックスが使いやすい
キャンプ用品や旅行用品を積むなら、ふたのあるルーフボックスが使いやすいでしょう。
雨や雪、走行中の汚れから荷物を守りやすく、荷物が外から見えにくいのもメリットです。
一方で、ボックス自体の重量、車高、取り外した後の保管場所まで考えておく必要があります。
大きなアウトドア用品ならルーフラックも選択肢になる
形が決まっているルーフボックスへ入りにくい荷物なら、ルーフラックが使いやすい場合があります。
ただし、荷物が外へ露出するため、雨対策と確実な固定が必要です。「載せられたから大丈夫」ではなく、走行中に動かないようしっかり固定してください。
スキーやスノーボードだけなら専用キャリアもある
冬だけスキーやスノーボードを載せるなら、大型のルーフボックスではなく専用キャリアで足りる場合もあります。
使う時期や載せる物が決まっているなら、ルーフボックスだけに絞らず考えた方が無駄を減らせます。
取り付け後は風切り音や燃費にも影響することがある
ルーフキャリアやルーフボックスを付けると、車の上を流れる空気の状態が変わります。そのため、何も付けていない状態とまったく同じとは考えない方がいいでしょう。
風切り音はキャリアやボックスの形状で変わる
風切り音の大きさは、バーやボックスの形状、取付位置、走行速度、横風などによって変わります。
そのため、「T33なら必ずうるさくなる」と一律には言えません。THULEの安全規則でも、ルーフボックス装着時には風切り音が発生する場合があると案内されています。
空気抵抗が増えるため燃費へ影響する可能性がある
屋根の上にキャリアや大きなボックスを載せれば、空気抵抗が増える可能性があります。
ただし、T33へ装着した場合に燃費が一律で○%悪化するという数字は出せません。速度や製品形状、荷物、道路状況でも変わります。
燃費へ影響する可能性はありますが、「何%悪くなる」と一律には言えないと考えておきましょう。
使わない時期は取り外す方法もある
年に数回しかキャンプやスキーへ行かないなら、使わない期間までルーフボックスを載せ続ける必要はありません。
取り外しておけば、車高や風切り音、空気抵抗、洗車を気にする場面も減ります。
ただし、大型ルーフボックスは保管場所が必要です。購入前に、外したボックスをどこへ置くのかも考えておきましょう。
高速道路を走る前に確認したいこと
ルーフ上の荷物は、一般道より走行速度が高くなる高速道路で特に注意が必要です。出発前だけでなく、長距離を走る途中でも固定状態を見ておきましょう。
キャリアと荷物がしっかり固定されているか見る
キャリアが正しく付いていても、ボックスの中で荷物が大きく動けば安定性に影響します。
ルーフラックを使う場合は、荷物そのものが走行中に動いたり飛散したりしないよう固定してください。
メーカーが指定する速度や使用条件も守る
メーカーによっては、製品を使用するときの速度条件が示されています。
たとえばTHULEの安全規則では、ルーフボックス使用時は走行条件に合わせて速度を調整し、130km/hを超えないよう案内しています。
ただし、これは日本国内で130km/hまで走ってよいという意味ではありません。道路の法定速度・指定速度を守ったうえで、製品側にさらに厳しい条件があればそちらも守る必要があります。
横風が強い日はいつも以上に余裕を持つ
ルーフボックスやラックを付けると、車体上部で風を受ける面積が増えます。
高速道路の橋の上やトンネル出口、大型車の横を走る場面などでは、普段より横風の影響を意識して速度と車間距離に余裕を持ちましょう。
- ベースキャリアがしっかり固定されているか
- ルーフボックスやラックがしっかり固定されているか
- 荷物が動かない状態になっているか
- 使用製品に速度条件がないか
- 横風など当日の走行条件に問題がないか
- 長距離では休憩時にも固定状態を見る
ルーフキャリアやボックスを付けたまま洗車機は使える?
ルーフキャリアやルーフボックスを装着している車では、「いつもの洗車機へそのまま入れても大丈夫か」も気になるところです。
少なくともTHULEでは、自動洗車機を利用する前にルーフボックスとルーフラックを取り外すよう案内しています。
「キャリア付きでも使える」と決めつけず、使用しているキャリア・ボックスの取扱説明書と、洗車機を設置している店舗の利用条件を見てください。装着後は車高も変わるため、高さ制限にも注意が必要です。
THULEの自動洗車機に関する注意も、先ほどのTHULEルーフボックス安全規則に記載されています。
T33のルーフキャリアは自分で取り付けられる?
車種別キットが用意されている製品なら、自分で取り付けられるものもあります。ただし、簡単そうに見えるからといって自己流で取り付けるのは避けてください。
指定された取付位置と締付方法を守る
キャリアには、前後の取付位置、左右位置、バーの向き、締付トルクなどの指定があります。
たとえばTHULE Kit 186137の取扱説明書にも締付条件が示されていますが、その数字を別の製品へそのまま使ってはいけません。
購入した製品の取扱説明書に書かれた位置と締付条件に従って取り付けてください。
不安なら販売店や専門店へ任せる
キャリアは走行中ずっと風圧を受けます。取付不良で外れれば、自分の車だけの問題では済みません。
説明書を見ても取付位置や締付状態に自信がない場合は、日産販売店やカー用品店などへ取り付けを依頼した方が安心です。
T33のルーフキャリア・ルーフボックスで失敗しない選び方
ここまで読むと見る項目が多く感じるかもしれませんが、順番を決めて進めれば難しくありません。私は次の6段階で選ぶのが分かりやすいと思います。
最初にルーフレールの有無を見ます。パノラミックガラスルーフ付き車なら、その条件も押さえておきます。
Terzo、INNO、THULEなどのメーカー公式適合を見ながら、フット・バー・取付部品の組み合わせを決めます。
家族旅行、キャンプ、スキー、車中泊など、自分がルーフへ移したい荷物を考えます。
容量だけでなく、バー間隔、固定できる範囲、前後位置、リアゲートとの干渉まで見ます。
車両・キャリア・ボックスそれぞれの重量制限を見たうえで、取り付け後は実際の全高も測ります。
普段使う駐車場の高さ、高速道路での使用条件、洗車機の利用条件まで見てから使い始めます。
特に大事なのが、ルーフボックスを先に買わないことです。
まず自分のT33に合うベースキャリアを決め、そのキャリアへ取り付けられるボックスやラックを選んだ方が失敗しにくくなります。
まとめ|T33はルーフレールの有無を見てからキャリアを選ぼう
T33エクストレイルには、ルーフレール付き車だけでなく、ルーフレールなし車にも対応するベースキャリアがあります。
ただし、同じT33でもルーフレールの有無によってフットやバー、取付部品が変わるため、「T33対応」という表示だけで商品を決めないようにしてください。
ルーフボックスを選ぶときも、容量だけでは判断できません。
重量、バー間隔、リアゲートとの干渉、装着後の車高まで見て初めて、自分のT33に合う製品か判断できます。
特に装着後の車高は、立体駐車場を利用するときに重要です。取り付けが終わったら、実際の全高を測っておきましょう。
キャンプやスキー、家族旅行で荷物が増えたとき、屋根の上に荷物を逃がせると、そのぶん車内を広く使えます。
だからこそ「載せられるか」だけではなく、安全に固定できるか、重量制限を守れるか、普段使う駐車場で困らないかまで考えたうえで選びましょう。


