- 棒ノ折山(埼玉・飯能)
- 鐘撞堂山(埼玉・寄居)
- 御前山(東京・奥多摩)
- 宝登山(埼玉・秩父)
- 養老渓谷(千葉・大多喜)
- 海沢渓谷(東京・奥多摩)
- 弘法山〜権現山(神奈川・秦野)
- 宝徳寺(群馬・桐生)
「有名すぎるスポットは混雑で疲れる…」という方に向け、静かに紅葉を楽しめる関東の穴場を厳選しました。
さらに、それぞれのエリアで泊まれるおすすめ宿も紹介するので、ゆったりと秋の紅葉旅を楽しんでください。
関東のおすすめ紅葉登山・穴場スポット8選
棒ノ折山(埼玉・奥武蔵)
棒ノ折山は「初心者でも行ける低山」ながら、奥武蔵の山並みと紅葉を一望できる、関東屈指の穴場紅葉登山スポットです。
標高969mと手軽に登れるのに、山頂からは飯能市街や秩父の山々まで広がる大パノラマ。
紅葉シーズンでも高尾山や御岳山ほど混雑せず、静かに山歩きを楽しめます。
岩場や沢沿いを歩く変化に富んだコースは「冒険気分」を味わえるのも魅力です。
- 標高:969m
- 紅葉の見頃:11月中旬〜下旬
- アクセス:西武池袋線「飯能駅」からバスで約40分 → 登山口へ
- 所要時間:約4時間(白谷沢登山口〜棒ノ折山〜さわらびの湯コース)

混雑を避けつつ、静かに紅葉登山を楽しみたい人にとって最適な山です。
沢歩きと紅葉の両方を満喫できる、奥武蔵エリア屈指の“紅葉穴場”といえるでしょう。
下山後は「さわらびの湯」で汗を流し、宿泊するなら登山口にも近い 名栗温泉 大松閣 がおすすめ。
渓谷を望む露天風呂や地元の食材を使った料理で、登山後の疲れを癒せます。
鐘撞堂山(埼玉・寄居)
鐘撞堂山は、標高329mと低山ながら展望の良さと紅葉が楽しめる、家族連れや初心者にもおすすめの穴場スポットです。
登山口から1時間弱で山頂に着ける手軽さがありながら、山頂からは寄居の町並みや秩父連山まで一望できます。
11月下旬にはモミジやカエデが鮮やかに色づき、特に山頂広場は赤や黄色に染まる紅葉に囲まれます。
人気の高尾山や御岳山に比べ人も少なく、のんびりと紅葉ハイクを楽しめます。
- 標高:329m
- 紅葉の見頃:11月下旬〜12月上旬
- アクセス:東武東上線「寄居駅」から徒歩約40分で登山口へ
- 所要時間:約2時間(寄居駅〜鐘撞堂山〜波久礼駅コース)

“気軽に登れる低山×紅葉”を探している人にぴったり。小さなお子さんやシニア層でも安心して歩ける関東の紅葉穴場です。
下山後に泊まるなら、寄居駅から近い 亀の井ホテル 長瀞寄居 がおすすめ。
温泉大浴場から荒川の流れや山並みを望め、紅葉シーズンは景色と温泉の両方を楽しめます。
御前山(東京・奥多摩)
御前山は標高1,405mの奥多摩三山のひとつで、奥多摩湖を見下ろす紅葉の絶景が広がる穴場登山スポットです。
高尾山や御岳山に比べ登山者が少なく、静かな紅葉登山を楽しみたい方におすすめです。
奥多摩エリアは人気ながら、御前山はアクセスがやや不便なため混雑が少なめ。10月下旬〜11月中旬にかけてブナやカエデが鮮やかに染まり、特に山頂付近から望む奥多摩湖と紅葉のコントラストは圧巻。
静けさの中で本格的な秋山の雰囲気を味わえます。
- 標高:1,405m
- 紅葉の見頃:10月下旬〜11月中旬
- アクセス:JR青梅線「奥多摩駅」からバスで小河内ダム方面 → 登山口へ
- 所要時間:約6時間(奥多摩駅〜栃寄沢コース〜御前山〜奥多摩湖周回)

都心から電車で行けるのに、人混みを避けて絶景紅葉登山ができるのが御前山の魅力。
奥多摩湖を眼下に望む大パノラマは、まさに穴場の紅葉絶景です。
登山後にゆっくりしたいなら、奥多摩駅近くの 「奥多摩温泉 もえぎの湯」 が便利。
日帰り温泉ですが、露天風呂から紅葉シーズンの渓谷美を堪能できます。
宿泊なら奥多摩の自然に包まれる和風旅館 奥多摩の風 はとのす荘 が好適。
客室やレストランから鳩ノ巣渓谷を望み、旬の会席料理も楽しめます。
宝登山(埼玉・秩父)
宝登山は標高497mと低山ながら、ロープウェイで山頂まで行ける手軽さと秩父連山を一望する紅葉の絶景が魅力。
混雑を避けつつ紅葉と秩父の自然を楽しめる穴場スポットです。
高尾山や御岳山のような観光地化した人気スポットに比べて登山者が少なく、静かに紅葉を楽しめます。
11月中旬〜下旬に見頃を迎え、山頂からは秩父の街並みや武甲山を背景にした紅葉風景が広がります。
ロープウェイ利用なら初心者や子ども連れでも安心。山麓には「宝登山神社」もあり、参拝と紅葉ハイクを組み合わせて楽しめます。
- 標高:497m
- 紅葉の見頃:11月中旬〜下旬
- アクセス:秩父鉄道「長瀞駅」から徒歩約15分でロープウェイ乗り場へ
- 所要時間:登山コース利用なら約2時間、ロープウェイ利用なら片道5分で山頂へ

「ロープウェイで楽々アクセス × 紅葉の秩父絶景」が楽しめるのが宝登山の大きな魅力。
小旅行感覚で秋の秩父を満喫できます。
紅葉ハイク後に泊まるなら、ライン下りでも有名な長瀞にある 花のおもてなし 長生館 が人気。
客室や露天風呂から荒川と紅葉の眺めを楽しめ、料理も秩父の旬を堪能できます。
養老渓谷(千葉・大多喜)
養老渓谷は「関東一遅い紅葉」とも呼ばれ、11月下旬〜12月上旬にかけて紅葉が見頃を迎える穴場スポット。
滝と渓谷美に包まれる紅葉散策は、静かに秋を満喫したい人にぴったりです。
都心からアクセスできる紅葉名所は多くが混雑しますが、房総半島の中央にある養老渓谷は比較的人が分散しやすい立地。
渓谷沿いの遊歩道や「粟又の滝」周辺では、滝と紅葉のコントラストが見事で、写真映えも抜群です。
温泉地としても知られ、紅葉登山と温泉を一度に楽しめるのも大きな魅力です。
- 標高:低山・渓谷ハイキングエリア
- 紅葉の見頃:11月下旬〜12月上旬(関東の中でも遅め)
- アクセス:小湊鉄道「養老渓谷駅」から徒歩またはバスで渓谷へ
- コース目安:養老渓谷駅〜粟又の滝周辺まで約2〜3時間の散策コース

「滝 × 渓谷 × 紅葉」の組み合わせを、関東で一番遅くまで楽しめるのが養老渓谷。
12月に紅葉狩りできる貴重な穴場です。
登山(散策)後に泊まるなら、粟又の滝目の前にある 養老温泉 秘湯の宿 滝見苑 はベストな選択です。
露天風呂から渓谷の山並みを望め、部屋・温泉・料理ともクオリティが高く評価されています。
海沢渓谷(東京・奥多摩)
奥多摩の中でも「人が少なく静かに紅葉を楽しめる穴場」が海沢渓谷です。
苔むした岩肌や滝と紅葉が織りなす風景は、写真好きや静けさを求める人にぴったり。
奥多摩湖や御岳山は大混雑しやすい一方、海沢渓谷は観光地化されていないため、紅葉期でも静寂が残ります。
特に「三ツ釜の滝」や「ネジレの滝」は渓谷美と紅葉のベストスポット。苔と紅葉が同居する光景は奥多摩でも貴重です。
- 紅葉の見頃:11月中旬〜11月下旬
- アクセス:JR青梅線「奥多摩駅」から徒歩約40分(またはバス利用後、徒歩)
- 散策コース:約2〜3時間、滝をめぐるルート
- 難易度:登山というより軽ハイキング感覚、苔や岩場は滑りやすいので要注意

混雑を避け、自然の静けさと紅葉を独り占めしたいなら海沢渓谷はおすすめです。
- 奥多摩の風 はとのす荘(鳩ノ巣駅徒歩3分)
渓谷沿いに建ち、露天風呂からも自然を堪能できる温泉宿。海沢渓谷からのアクセスも良好で人気。 - 玉翠荘(奥多摩駅近く)
氷川渓谷沿いに位置し、清流を眺めながら滞在可能。奥多摩駅から徒歩5分の立地は電車派に便利。
弘法山〜権現山(神奈川・秦野)
小田急線沿線からアクセス抜群、混雑を避けながら紅葉と富士山ビューを楽しめるのが弘法山〜権現山ハイキングコースです。
初心者でも歩きやすく、家族やカップルに人気の「穴場」紅葉スポット。
高尾山や丹沢の塔ノ岳は紅葉時期に大混雑しますが、弘法山公園から権現山へかけての里山コースは比較的人が少なめ。
展望台からは相模湾や丹沢山系、運が良ければ雪化粧の富士山と紅葉のコラボが望めます。低山なので軽装でも安心。
- 紅葉の見頃:11月下旬〜12月上旬
- アクセス:小田急線「秦野駅」から徒歩で登山口まで約15分
- コース:秦野駅 → 弘法山公園(約40分) → 権現山展望台(さらに40分) → 鶴巻温泉駅へ下山
- 標高:弘法山235m、権現山244m
- 所要時間:約2〜3時間、ハイキング感覚で周回できる

「人混みを避けつつ、低山ハイキングと紅葉+富士山ビューを同時に楽しみたい」人には、弘法山〜権現山ルートが最適です。
- 元湯 陣屋
露天風呂・庭園があり「鶴巻温泉駅」から徒歩約5分。静かな温泉宿で、アクセスの良さと旅館らしい雰囲気が兼ね備わっています。 - グランドホテル神奈中・秦野
秦野駅北口すぐのビジネスホテル。温泉宿ではないですが、駅近でアクセスが非常に良いので、夕暮れ後の移動が楽になります。
宝徳寺(群馬・桐生市)
宝徳寺は、本堂の床に紅葉が映り込む「床もみじ」が見られる関東でも珍しい穴場。
混雑を避けつつ幻想的な紅葉を楽しめるスポットです。
一般的な紅葉登山スポットは観光客で混雑しますが、宝徳寺は桐生市郊外に位置するため比較的落ち着いた雰囲気で鑑賞できます。
しかも、本堂の床に紅葉が映り込む「逆さ紅葉」は関東でも数少ない特別な景観。
昼間は鮮やかな紅葉、夜はライトアップで幻想的な雰囲気を味わえるため、一度に二度楽しめるのが大きな魅力です。
- 紅葉の見頃:11月中旬〜11月下旬
- アクセス:東武桐生線「新桐生駅」からタクシー約15分/JR「桐生駅」からバス・タクシーで約20分/車なら北関東道「太田藪塚IC」から約30分
- コース:吾妻山(標高481m)とセットでの里山登山も可能。山頂から桐生市街と関東平野を一望できる
- 標高:本堂周辺 200m前後(吾妻山と組み合わせで481m)
- 所要時間:宝徳寺拝観 約30〜60分+吾妻山ハイキング 往復2時間

宝徳寺は「紅葉の床」という唯一無二の景観を楽しめる、静かな紅葉穴場スポット。
観光地の混雑を避けたい方にぴったりです。
下山後に泊まるなら、JR桐生駅前で便利な パークイン桐生 がおすすめ。駅から徒歩1分とアクセス抜群で、無料駐車場もあり、翌日の観光拠点にも最適です。
もう少し落ち着いた滞在を望むなら、昭和レトロな雰囲気が漂う ホテル桐盛館 。麦飯石を使った大浴場でリラックスでき、ゆったりした時間を過ごせます。
まとめ|関東の穴場で紅葉登山を楽しもう
「紅葉登山=混雑」のイメージがありますが、関東にはまだまだ人の少ない穴場が残っています。
棒ノ折山や御前山のような山岳コース、養老渓谷や海沢渓谷の渓谷ルート、さらに寺院の紅葉までバリエーション豊か。
今年の秋は、静かな関東の穴場で紅葉登山を楽しみ、近くの宿や温泉で旅気分を満喫してみてはいかがでしょうか?